• 303月

    YAMAHAのMCカートリッジ「MC-5」を入手していました。(紹介し忘れてました。)

    クロス発電方式の中でもかなり針圧が軽い設定(1.2g)と、ベリリウム・テーパードパイプ・カンチレバーが特徴でしょうか。
    YAMAHAのカートリッジはプリントコイルのMC-1X、クロス発電方式は空芯のMC-4、オーソドックスなアルミテーパードなMC-7、そしてエントリークラスのMC-11と所有していますのでこれで5つめです。

    音は針圧からイメージする感じとは異なって意外と分厚い傾向です。
    ベリリウムカンチレバーの良さが出ているのでしょうし、センダストコアの鉄芯ということでMC-4より厚みが出やすいわりに鉄芯の欠点も出にくい感じなのでしょう。
    音に広がりがあって、MC-11の快活さとMC-1Xの透明感が上手くバランスされたような印象です。

    ただ出番としては意外にもMC-11が多かったりして不思議なものです。
    廉価モデルだからちょっと環境変更した時のお試しにも気軽に使いやすいですし、超楕円というのもあって性能的な不満もなく快活に鳴ります。
    もうちょい本気でとなるとMC-1Xに手が伸びがちですし。

    ただなにぶんどれも1970〜80年代の品ですし、そもそもカートリッジは消耗品の要素が強いのでバリエーションとして持っておくのは安心感につながっているように個人的には思っています。
    近いうちに書くと思いますがターンテーブルやトーンアームもずいぶん変動があったので、またそれぞれを今の環境でお試しする楽しみもありますね。

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    Filed under: Audio
    2025/03/30 3:14 pm | No Comments
  • 293月

    SONYのマクロレンズ「FE 50mm F2.8 MACRO」を入手しました。

    α7、α7IIと使っていますが実はまだEマウントの35mmフルサイズ対応レンズを持ってなかったんですよね。
    その前のNEXからの資産としてAPS-Cのはあったんですけど。
    これまではLA-EA4でミノルタのレンズを使っていたという状態でした。

    それはそれでなかなか気に入ったいたんですけどバッテリーの減りがちょっと早い気もして、物撮りをNikon D810から主にα7IIにしていたのでマクロレンズくらいは入手しても良いだろうと。
    AFも少し速くなるかもですし。

    実際使ってみたところとしては起動が早くなったものの、マクロ域でのAFは精度も速度もあんまり変わらないかな。
    むしろプリAFがオンになっているとずっとギコギコ(そこまで音は大きくないけど)していて、かえってバッテリーが減りそう。
    ということでプリAFは即効でオフにしました。

    マクロレンズとしてはまあ順当な感じで、最近の物撮りはすっかり新しいほうに変わっているので体感的な満足度は高いのでしょう。
    ボケはちょっと後ろがうるさいような気もしますけどね。

    バッテリーのほうはプリAFをオフなら多少は長く保つようになった気がします。
    どちらかというとバッテリーがヘタってきてるというのもあるのでしょう。
    過去のモデルも含めて3,4個あるので積極的に買い替えようという気にならず、また純正のお値段がかなりお高いのが…。
    またバッテリーグリップを復活させて2個装着体制にしても良いのかなと思ってるところです。

    Filed under: DigitalPhoto
    2025/03/29 2:50 pm | No Comments
  • 223月

    先日入手したLUMIN D1はACアダプタ駆動なので、リニア電源を試すべくまずは菊水の安定化電源を入手してみました。

    型番としてはPMC18-3というシリーズレギュレータ方式のもので18V3Aまで定電圧、低電流供給できるものです。
    ファンレスなのは良いですけど、ちょっと唸るという噂だったのでまずは3AでLUMIN D1が駆動できるかとリニア電源による差を試すくらいの気持ちですけど。

    DCジャック用に汎用的なプラグを調達してみましたが、ケーブルの固定が非常にいい加減で全く使い物になりませんでした。
    仕方ないのでSoundgenicで以前使っていた自作のものを流用しました。

    無事に電源投入もできて3Aで十分に足りることはまず確認できました。
    ただ噂以上に電源がかなり唸るのは安定化電源のほうの劣化とLUMINの負荷変化がそこそこ大きいからでしょう。
    音は圧倒的に良く、透明感が全く違っています。
    特にアナログ出力は断然良くなりますので、やっぱりリニア電源にするのは必須かなという印象を受けました。

    なにせ常用目的にしたものではないですし、不用意に触ると電圧が変化しそうですからこのままではちょっと常用は厳しいです。
    そもそも唸りがうるさいですし。
    ただDELA D100ならそんなにずっと使うものでもないですし、これに使ってみるのも良いだろうなと思っています。
    実際試してみましたがこちらもそこそこ唸るものの、リッピング時だけならそこまで気にしなくて良いですし3Aも十分足ります。
    リッピングの音質差が分かるようなことは正直なかったですけど。

    あとはリニア電源を本格的に選ぶ…ということになりますが、そこはまた後日書いてみます。

    Filed under: Audio
    2025/03/22 1:15 pm | No Comments
  • 093月

    LUMINのネットワークプレーヤー「D1」を入手しました。

    ネットワークプレーヤーは以前にLINNの初代AKURATE DSを入手して思ったように鳴ってくれず正直心が折れた過去があります。
    その前にお試しで使っていたOlasonicのNP1もオンデバイスプレイリストに非対応だったりで動作がイマイチでしたし。
    そういうこともあってDELAをずっと愛用していたのですが、DSDのPCM変換は一応できるものの、32bit/44.1kHzというちょっと変わった出力なこともあって、ここをしっかり変換できるトランスポートがあっても良いかなと思い至った次第です。

    そうなると選択肢としてLUMIN U1 MINIのようなトランスポートが候補に挙がっていたのですけど、アナログ出力があるD1もお値段的にほとんど差がないのでこれを試してみても良いのかなと思ってのチョイスでした。
    個人的にはACアダプタ駆動な点が若干気に入らないのですけど、以後のモデルも内蔵電源ながら結局は片電源だったりするようなので、それならのちのちリニア電源にすれば良いだろうと。
    ちなみに付属のACアダプタは12V5Aと結構大きめでして、D1は消費電力が明示されていないのですけど、後継モデルである内蔵電源のD2は25Wのようです。
    また、T2やT3のアップグレード電源として出ているものも12V2.5Aであることを考慮すると、まあ3A出せれば一応足りるのだろうと推測されます。

    届いた時点ではファームウェアが若干古かったのですぐにLUMINアプリから最新にアップデートしまして、Roon Onlyモードにも対応しました。
    とはいえ特にRoonに特化するつもりもないので、Roon Readyは一応オンにしつつも普通にUPnPでDELAと繋いで動作させていきます。

    オマケ程度に考えていたアナログ出力も意外に厚みがあり音楽的なサウンドが楽しめます。
    繊細でクリアな音とは言えませんが、アナログライクで心地よい響きが特徴です。
    デジタル出力はDACに依存する部分が多いでしょうけれど全般的にクールな印象なので、好みに合わせて使い分けるのが良いでしょう。
    ちなみにBNC出力のみなので変換アダプタでとりあえず対応しています。

    肝心のDSD再生ですが、デジタル出力をDoP(DSD over PCM)に指定するとなぜかアナログ音声が出力されません。
    普通にネイティブ再生であれば問題なく出力されますが、これだとDENAFRIPS ARES IIでは受けられないのでやや面倒ですね。
    DSPの性能的にデジタル出力と内部のアナログ出力で別々にデコード、変換するのが厳しいのだろうと予想されます。

    最初はサイズ的にもDENAFRIPS ARES IIと組み合わせて使おうと思っていましたが、ちょっと低音が細めで緩く感じられて、もちろん音色的な好みによる部分も大きいとは思いますけど、さきほどのDSD出力の件もあってそれならアナログ出力でも良いかなという意外な結果となりました。
    デジタル出力は素直ですし、Mark Levinson No.360Lとつなぐことに方針転換して変換アダプタ経由でACOUSTIC REVIVE COX-1.0 TripleC-FMで本気接続しました。
    同軸ケーブルの良さも相まって透明感もさらに向上し、結果としてアナログ出力で聴くということがもうなくなってしまっています。

    これまでDELA N1ZにSINGXER SU-2、さらにはGUSTARD C16まで足したDDC系の構成ともすでに対等以上に戦えています。
    DDC経由とLUMINを比較すると、DDC系のほうが響きが目立ち、やや硬質なサウンドでしょうか。
    音質面ではDDC系のほうがさすがに少し優位かもしれませんが、音楽的な楽しさという点ではLUMINのほうが上回っています。
    DELAのほうはピアノの音色がやや人工的で録音モニターのような雰囲気があり、オーディオ的な仕上がりなのかも。
    ただクロックの精度はやはり高いので、現代的なサウンドを求める方にはDDC系のほうが適しているのでしょう。

    またRoonとUPnPの比較もやってみました。
    Roonの場合、アナログ出力は若干ノイズの影響があるのか、ザラっとした印象を受けることがあり、外部DACを通したほうが定位が明瞭で現代的なサウンドになります。
    UPnPのアナログ出力は少しモッサリした印象がありますが、低域はしっかりと出ています。
    全体的にLUMIN本来のアナログサウンドを意識したバランスになっているようで、UPnPのほうがリラックスして音楽を聴くことができるように感じられます。
    Roonが本気の装備になっていないのとDELA N1Zがサーバとしてそれなりに優秀な影響も大きいでしょうけどね。

    結果的には予想以上に良い結果が得られました。
    アナログライクな楽しいサウンドが魅力ですし、ソフトウェアも含めた操作性等の完成度が高い製品です。
    うちはDSD音源が多めですし、Mark Levinsonに96kHz制限のPCM変換で送り込みつつ、徐々にいろいろ追い込んでいこうかなと思っています。

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    Filed under: Audio
    2025/03/09 11:41 am | No Comments
  • 073月

    SynologyのNAS「DS220J」の内蔵ドライブが3万時間を超えてきたので交換してみることにしました。

    元はWD Red 8TBなので増量も考えましたが価格的にまだ安定してきてないですし容量はそんなに不足していないのでWD Red Plusを選びました。
    RAID1なのでまずは片方だけ交換して様子見しようという感じです。
    型番でいうとWD80EFAXからWD80EFPXに交換という形で、消費電力はアイドル時で5.3W→4.1W、動作時平均で8.8W→6.2Wなので多少の節電にもなるはずです。

    2台のうちディスク2のほうが若干熱くなりがちなのでこちらを交換することにしました。
    ちなみに念のためにS.M.A.R.T.テストも改めて実施しましたが、現状はまだエラーは全くない状態ではあります。
    外した一台がバックアップ代わりにもなるから、まあ良い頃合いではあるでしょう。

    DS220Jはホットスワップには非対応なのでNASの電源を落とし、ディスク2のほうをネジ4本外して交換、あとは電源を入れて「修復」でRAIDを再構築させるだけです。
    再構築には9時間くらいかかりましたが、再構築中も普通にNASは使えるので特に困ることは何もありませんでした。

    これならもう一台のほうも気楽に交換できそうですし、容量を片方だけ増やしても良いのかも。
    ただその前に筐体側が老朽化しそうな気もするので、そのあたりは様子見かな。
    もっと高性能なNASにしてroonサーバにするとか、開発関連のサーバ立てたりなんてのも考えなくはないですが、今でも結構発熱でファンがうるさいですし、単純なファイルサーバとしては今のままで良いかも。
    むしろ10GbE対応とかそっちのほうでSSDキャッシュ付けて…みたいなことを将来的にはやるのかもしれません。

    Filed under: Mac
    2025/03/07 2:34 pm | No Comments
  • 272月

    Mark Levinsonのパワーアンプ「No.27.5」を入手しました。

    少し前にYAMAHA B-4のリレー不良で保証期間内の修理に出しましたが、返金対応となったのでしばらくはAccuphase P-550で鳴らしていました。
    KRELL KSA-100も修理に出すべきところですけど、わりと安心して使えつつ、音楽を楽しく聴けるアンプもキープしておきたいなと。
    そんなこんなで以前から候補に挙がっていたNo.27.5を入手した次第です。

    1992年発売のモデルですから相変わらず古い機種ですし、「L」の付かない海外モデルなのですが購入したオーディオショップによりますとメンテナンスもしてあって入力端子もLEMOからRCAに変更してあるということで安心感もあるかなと。
    32kgなので移動もまあ大丈夫だろうとたかをくくっていましたが、小さいわりに重いので移動は思ったより大変でした。
    ヒートシンクが飛び出ているのもあるのでしょうし、年齢的に体力が落ちてきたのが大きいのでしょう。

    まずは動作確認で軽く鳴らしてみますと、低域は意外とあっさりめに感じましたが中域が濃くて艶やかです。
    特にヴァイオリンの音色がこれまでのアンプとは全く違う印象で、「唄うように鳴る」という感じがします。
    音楽のノリが良く、それでいて左右の分離がとても良いというのが印象的です。
    ジャズはセッションの緊張感を見事に再現しますし、ハイハットなど高域のキレが良いのも特徴的だと感じました。

    まだ仮設置のままではありますが、ケーブル類はもう確定でスピーカーもB&Wのほうにしました。
    KRELLとの違いはスリリングさが出るかどうか、といったところでしょうか。
    KRELL KSA-100は温度感こそ非常に高いものの、若干最近のハイレゾみたいな高解像度な感じではなく豪放な雰囲気になりがちです。
    No.27.5のほうはさすがにKRELLほど温度感は高くないものの、ライブの緊張感などはしっかり再現してきますし、オーディオ的魅力と音楽の楽しさがうまく両立しているように感じられます。
    どちらかといえばクレルよりもアキュフェーズ寄りですけど、中域の厚さや密度感の圧倒的な高さから音楽が細部まで良く伝わってきます。

    音源も現代的なものからレコードまで選ばず、全体を通して前述の通りセパレーションがとても良いです。
    奥行き表現もしっかりしていて空間再現も精密で、なにより音が痩せないのが個人的には魅力だと思います。
    細かい調整などはまだまだこれからですが、これで安心してメンテナンスすべきものはメンテをしていけるかなと思っています。

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    Filed under: Audio
    2025/02/27 2:14 pm | No Comments