湧水を汲みに行くと、
ひときわ赤い稲の穂が。
これって、素人判断ですけど、
きっと「赤米」ですよね?
「赤米」は、玄米の色が赤褐色な、お米で、
コメのル一ツで、赤飯の起源と考えられてるそうです。
果皮や種皮の部分にタンニン系の赤色系色素が
含まれてるので、普通に精米しちゃうと、
白米になっちゃうんだそうです。
「枕草子」にも第227段『八月つごもり』で、
八月つごもり、太秦に詣づとて見れば、
穂にいでたる田を人いと多く見さわぐは、稲刈るなりけり。
早苗取りしかいつのまに、まことにさいつころ賀茂へ詣づとて見しが、
あはれにもなりにけるかな。
これは男どもの、いと赤き稲の本ぞ青きを持たりて刈る。
何にかあらむして本を切るさまぞ、やすげに、せまほしげに見ゆるや。
いかでさすらむ、穂をうち敷きて並みをるも、をかし。
庵のさまなど。
なんて風に登場するそうで。
それはともかく、赤米が実ってるところなんて、
初めて見たなぁ、というお話なのでした。(笑)