大リーグの試合中継で、バッターボックス後ろの広告看板がコロコロと
変わってるのをご存じでしょうか?
アメリカなのに日本の広告がいっぱいで「変だなぁ」とは思ってたんですが、
あの広告、実は合成で表示されてるんだそうで。
http://www.sakakazu.jp/mio/showbiz/archives/ad/20050524sportvision.html
一応、画像処理を生業にする身としては、気づけなかったのは恥ずかしい限り。
でも、それだけ良くできてるってことですね。(言い訳)
Sportvisionという会社の「1st & Ten」という技術を使っているようで、
元々はフットボールの黄色いラインを合成表示するために開発されたみたい。
基本的には、本来の看板の緑色を広告に置き換えてるわけですが、
クロマキーでもあるまいし、そんなに単純にうまくいくわけがないんですよね。
なんでも、試合当日にSportvisionの専門部隊がコンピュータを積み込んだ
バンでやってきて、看板部分やフィールドの芝、選手や審判のユニフォームの
色などを登録する作業をやっているんだとか。
ただ、私の経験からいけば、それでもまだまだ、あんなにうまくいくわけはないので、
おそらく、カメラの位置情報から空間認識したり、動体認識による誤検出削減
なども、やってるように推測できます。
今度もし見る機会があったら、合成ミスを粗探ししながら見てみるのも良いかも
しれません。
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