• 053月

    SONYの薄型コンパクト「DSC-TX7」が店頭に並んでいたので、いつものように
    ちらっと触ってきました。

    まずはこの機種の売りのひとつであるHD動画を試してみたかったのですが、
    内蔵メモリだと動画は記録できず、試すことはできませんでした。

    内蔵メモリは45MBしかありませんから、そういう意味では仕方ないところですが、
    静止画の記録でも内蔵メモリだと保存に時間がかかる気がしました。
    そういう点でも完全に「非常用」なんでしょうね。

    この機種に限ったことではありませんが、デジカメの場合、メモリを忘れると、
    ほとんど使い物にならない状態になるんですよねぇ。
    SDカードならどこでも買えるし安いから良いですが、メモリースティックだと
    そのあたりの利便性も多少低くなりますしね。
    そういう意味では、最近のオリンパス機のように2GBくらいは内蔵されていたほうが
    安心かもしれません。

    で、カメラ自体のインプレッションですが、相変わらずコンパクトですし、
    デザインも操作性もクールな感じに仕上がっています。
    最近の機種はクールな感じか、おしゃれかわいい感じに二極化してる印象かも。

    デザインが良いのは持つ喜びも高まって良いことですが、操作性の面では
    必ずしもそれが良い方向につながるとはいえないケースもありますけどね。
    TX7の場合、レンズカバーが以前の機種よりも薄くなっていて、ひっかかりが
    良くも悪くも少ないように感じます。
    バッグやポケットに収納する場合はとても良いのですが、カバーを開けることを
    考えると、多少はひっかかりがあったほうが使いやすいのかも。

    ただ、薄くなっても背面の液晶部分はしっかりしたガラスになってる感じですし、
    全般的な強度はむしろ高くなってる印象でした。
    ジャンクになってしまったデジカメをみていると、液晶の割れと沈胴レンズの
    物理的な破損が多いですから、その弱点はしっかり押さえてある感じです。
    あとは、サイバーショットの旧機種に多い、手ぶれ補正の異常振動について
    改善対策がされていると良いですが。

    タッチパネルについても本体のデザイン同様、クールに仕上がっています。
    比較的採用が早かったこともあってか、他メーカーより操作性も洗練されて
    いるような気がします。
    特にカスタマイズ機能が充実しているので、自分の好きな機能を手早く
    選べるようにできるのは他社もぜひ見習ってほしいところです。

    画質に関しては店頭ではなかなかわかりづらい部分もありますが、
    最近は液晶がきれいになったこともあって、ノイズ感くらいは確認できました。
    やはり高感度時のノイズはかなり少ない感じですね。
    高感度ノイズだけでいえば、600万画素時代のデジタル一眼あたりと
    同じ感覚で使えるんじゃないかと思います。

    特に、最近の1400万画素クラスのモデルとくらべると、その差が顕著ですね。
    いくらカタログスペックが重視されるにしても、この違いはさすがに店頭の
    液晶画面でも分かるレベルかも。
    もちろん、今後の技術革新で画素数と高感度のバランスが変わることも
    あるとは思いますけれど。

    話がだいぶ逸れた気もしますが、全般的にはSONYらしい凝縮感のある
    密度の濃い機種に仕上がっている感じでした。
    広角や暗いシーンの強さもありますし、機動性を活かして、通勤カバンに
    常時入れておくような使い方がオススメの一台だと思います。

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    Filed under: DigitalPhoto
    2010/03/05 1:56 pm | DSC-TX7、触ってきました はコメントを受け付けていません

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