少し前に映画「真夏のオリオン」をDVDで観ました。
終戦間近の日本海軍潜水艦「イ-77」の中で繰り広げられるストーリーです。
タイトルの「真夏のオリオン」は別の艦の艦長でもある友人の妹さんから
イ-77の艦長が受け取った一枚の楽譜です。
この楽譜が織りなす戦争の悲しさと、人々の国を超えた思いが綴られていきます。
戦争ものはあんまり好んでみないのですけど、これは若い世代の俳優さんが
演じられてることもあってか、良くも悪くも穏やかで、気持ちに棘が刺さる
感じがないです。
戦いの生々しさというよりも、その心の葛藤や厳しい環境での強くて純粋な
絆を訴えかけてくれます。
戦争という時代を生き抜いた人々は、ひたむきで懸命だったのだと
伝えてくれている気がしました。
ストーリーにはあえて触れませんが、タイトルにもなっている楽譜が
重要な要素になってるのは間違いありません。
ただ、冒頭で現代のシーンが展開されるのですが、ここがかなりのネタバレに
なってしまってるんですよねぇ。
わかっていても最後は感動的なシーンになるので、そこは十分見ごたえが
あるのですが、最初にあれだけネタバレされちゃうと、ちょっとモチベーションが
下がっちゃうかなぁ。
そこがちょっと欠点ですが、全般的には良質な映画だと思います。
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2 Responses
4月 2nd, 2010 at 9:29 PM
これ「眼下の敵」のリメイクなんでしょ
オリジナルと立場が逆のラストなのかな
借りようかと思ったけど、キーハンター借りちゃったからなぁ
次に借りてみようっと
4月 2nd, 2010 at 9:45 PM
SKY ONEさん、コメントありがとうございます。
眼下の敵のパクリじゃないか?というような批評も目にしましたね。
私はそちらを知らないのでなんとも言えませんが、潜水艦の映画って似た感じのものが多いかも。
そういえば、小さい頃、「せんすいかん」が言えなくて
「すいせんかん」って言ってたのを思い出します。(笑)