RAW現像ソフト「SILKYPIX Developer Studio」の上位バージョン、Proが
βが取れて公開されていたので、試してみました。
このバージョンでは待望のバッチ処理ができますし、マルチコアCPUへの
最適化がされています。
ほかにも、自動覆い焼きやゴミ取り機能もあって、これならLightroom
並みの効率で現像作業ができそうです。
SILKYPIXといえば、画質が良い印象がありますし、そのあたりが
どうなっているのか、まずは実際のRAWデータで実験してみました。
まずはNikon D300のJPEG撮って出しの写真です。
実画像サイズ | 432 x 640 ( 135 kB ) |
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Exif 情報 | |
モデル名 | NIKON D300 |
ISO 感度 / 露出補正値 | 200 / 0.0 |
露出時間/絞り | 1/400 秒 / F 10.0 |
露出補正値 | 0.0 |
焦点距離 (35mm 換算) | 24.0 mm (36 mm) |
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やや露出アンダーで、暗部はつぶれ気味ですね。
そのあたりをRAWでは補正したいと思います。
そこで、まずはいつも使っているLightroom2から。
実画像サイズ | 432 x 640 ( 98 kB ) |
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Exif 情報 | |
モデル名 | NIKON D300 |
ISO 感度 / 露出補正値 | 200 / 0.0 |
露出時間/絞り | 1/400 秒 / F 10.0 |
露出補正値 | 0.0 |
焦点距離 (35mm 換算) | 24.0 mm (36 mm) |
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少しマゼンタっぽかったのを意識し過ぎて、取りすぎた感がありますが、
そのあたりはあまり気にせずにご覧いただければ幸いかと。(^^;
明るさの加減など、使い慣れてるので調整しやすいのは当然ですね。
ファイルサイズがだいぶ小さくなっているのが、やや気になるところです。
そして、本命のSILKYPIXです。
実画像サイズ | 432 x 640 ( 110 kB ) |
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Exif 情報 | |
モデル名 | NIKON D300 |
ISO 感度 / 露出補正値 | 200 / 0.0 |
露出時間/絞り | 1/400 秒 / F 10.0 |
露出補正値 | 0.0 |
焦点距離 (35mm 換算) | 24.0 mm (36 mm) |
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こちらは色味も元の雰囲気を保ってますね。
あまり大きくいじるよりも、プリセットの範囲で選んでいくのが使いやすい
気がします。
パラメータを操作した時のプレビューの追従性が、以前のバージョンと
同様、ちょっともたつくのが気になりますが、動作はLightroomより
軽いと思います。
ファイルサイズもLightroomよりは小さくなっていません。
元サイズで見ると、細部までつぶれずに、うまくダイナミックレンジが
引き出されていて、巧いなぁと感じる処理の仕方を感じます。
現像のスピードもLightroomと大差ないようですし、これならそこそこの
枚数なら、バッチで現像できるのは便利かも。
ただ、100枚以上などになると、やっぱりLightroomのほうが、
画像管理などの面で優位性があるかなぁとも感じます。
そういう意味では、まだ通常バージョンのSILKYPIXで十分かなぁという
気もしました。
SILKYPIX Developer Studio 3.0 Windows版 by G-Tools |
とりあえず、ダウンロードしての試用ができますので、試してみると
良いかと思います。
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