みんぽすさんからお借りしているマランツのネットワークプレーヤー「NA7004」ですが、いろんな音源でしっかり堪能させていただいています。
ということで、先日のiPod編に続いて、Bluetooth編です。
音源はiPhoneも考えましたが、ここはiMacでやってみることにしました。
パソコンとオーディオが離れているケースでもBluetoothなら配線不要ですし、NA7004もLANケーブルでつながなくても良いという取り回しの良さもありますしね。
まずはMacでBluetoothのオーディオデバイスを設定します。
Macの「Bluetoothデバイスの設定」を開き、Bluetooth設定アシスタントを起動します。
その状態で、NA7004に付属するBluetoothユニットRX101の背面に付いているボタンを5秒以上長押しし、ボタンのランプが赤と青に点滅し始めたら、デバイスが検出されて設定完了です。
これで音声デバイスにRX101を選べば、NA7004経由でMacのサウンドを楽しむことができます。
Bluetoothを経由する関係か、音声が0.2秒くらい遅れますから、動画には向かないと思いますが、iTunesでの再生には便利ですね。
ただ、iPod編の時にもちらっと書いたのですが、肝心の音質がかなりいまいちな印象です。
調べてみると、BluetoothのA2DPでは音声データがコーデックで圧縮転送されているようです。
とりわけ音源側(このケースだとMac側)のコーデックに音質も依存してしまう傾向があるみたいで、Snow Leopardのデフォルト設定が決して良い状態とはいえないんですね。
それを解決する手段も見つけました。
それによると、「~/Library/Preferences/com.apple.BluetoothAudioAgent.plist」の値を変更して、Bitpoolと呼ばれる転送データ量を変更してあげると良いようです。
初期値はApple Bitpool Min (editable)が2、Apple Initial Bitpool (editable)が35となってるんですが、これをそれぞれ40にしてあげると、音質もかなり良くなりました。
あくまでも私の聴感上の判断ですが。
ただ、かなり裏技的な要素ですし、あまり上げすぎるとBluetoothの動作に影響を及ぼしたり、OSの動作がおかしくなったりと弊害もありそうなので、くれぐれも自己責任で実施してください。
ただ、CPU負荷は値を変更しても、それほど変化がない様子です。
ここまでやると、音質もそこそこ満足のいくものになりますが、それでもUSB直結にはかなわない部分がありますね。
手軽さとのバーターということになりますが、上のような設定変更が手軽と呼べるか?を考えると、やや残念なところかも。
もちろん、これはNA7004の責任ではなく、Mac側やBluetoothの規格上の問題ですが、いずれにせよ、圧縮転送だということを前提に考えておく必要はありそうです。
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