みんぽすさんからお借りしている大口径標準ズームレンズ「17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」で試写してきました。
今回の試写では手持ちのニコンの廉価な標準ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」との撮り比べに主体を置いて撮ってみました。
というわけで、まずはシグマのテレ端で撮った写真から。
そして同じ50mmで撮ったニコンの写真です。
絞りが多少ずれてますが、色温度を揃える程度でRAWからそのまま現像しました。
ニコンのほうが線が太く、黒つぶれが出ていますね。
シグマのレンズは、以前お借りした70mmマクロレンズに描写が似ている気がします。
とてもシャープで切れがありつつ、線はやや細めで上品な描写です。
ワイド端のほうも載せてみましょう。
まずはシグマから。
続いて、ニコンです。
こちらもテレ端と傾向はほぼ同じかと思います。
どちらもそれなりに絞り込んでいますが、開放付近に持ってきても傾向はやはり似たような印象でした。
そもそも18-55mmはF3.5から、テレ端ではF5.6と暗いですから、絞りによる描写の変化すら楽しめませんからね。
ただ、開放付近ではやはり多少の周辺減光が見られました。
ファインダーでも視認できたので、やや多いと言えるのかもしれませんね。
ただ、周辺部の色収差は特に多い印象はなかったので、残存収差としては周辺減光を残すのが良いのは確かでしょう。
あと、大口径ということもあり、手ぶれ補正と合わせて、暗いシーンでは威力を発揮してくれました。
ただし、あまりに大口径すぎて、D300の補助光がレンズやフードでケラれてしまうという問題が。
また、暗いシーンではD300との相性のせいか、AFの合焦速度が低下する傾向が見られました。
同じ暗さでも18-55mm VRは素早く合焦していたので、モーター駆動のアルゴリズムの相性なのかもしれませんね。
全般的に使い勝手の良い素直なレンズですが、やっぱりちょっと大きいなぁという印象はありました。
D300クラスで「よし、撮るぞ!」という時は良いですけど、常時持ち出すとなるとちょっと重いかなぁ。
むしろバランスは悪いかもしれませんが、最近の軽量なボディと組み合わせて減量するのも良い気がします。
次回以降は単焦点レンズとの比較や手ぶれ補正の効き具合、フルサイズ銀塩でイメージサークルの確認などをやってみたいと思っています。
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