• 054月

    みんぽすさんからお借りしている大口径標準ズームレンズ「17-50mm F2.8 EX DC OS HSM」で試写してきました。

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    今回の試写では手持ちのニコンの廉価な標準ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」との撮り比べに主体を置いて撮ってみました。
    というわけで、まずはシグマのテレ端で撮った写真から。

    そして同じ50mmで撮ったニコンの写真です。

    絞りが多少ずれてますが、色温度を揃える程度でRAWからそのまま現像しました。
    ニコンのほうが線が太く、黒つぶれが出ていますね。
    シグマのレンズは、以前お借りした70mmマクロレンズに描写が似ている気がします。
    とてもシャープで切れがありつつ、線はやや細めで上品な描写です。

    ワイド端のほうも載せてみましょう。
    まずはシグマから。

    続いて、ニコンです。

    こちらもテレ端と傾向はほぼ同じかと思います。
    どちらもそれなりに絞り込んでいますが、開放付近に持ってきても傾向はやはり似たような印象でした。

    そもそも18-55mmはF3.5から、テレ端ではF5.6と暗いですから、絞りによる描写の変化すら楽しめませんからね。
    ただ、開放付近ではやはり多少の周辺減光が見られました。

    ファインダーでも視認できたので、やや多いと言えるのかもしれませんね。
    ただ、周辺部の色収差は特に多い印象はなかったので、残存収差としては周辺減光を残すのが良いのは確かでしょう。

    あと、大口径ということもあり、手ぶれ補正と合わせて、暗いシーンでは威力を発揮してくれました。
    ただし、あまりに大口径すぎて、D300の補助光がレンズやフードでケラれてしまうという問題が。
    また、暗いシーンではD300との相性のせいか、AFの合焦速度が低下する傾向が見られました。
    同じ暗さでも18-55mm VRは素早く合焦していたので、モーター駆動のアルゴリズムの相性なのかもしれませんね。

    全般的に使い勝手の良い素直なレンズですが、やっぱりちょっと大きいなぁという印象はありました。
    D300クラスで「よし、撮るぞ!」という時は良いですけど、常時持ち出すとなるとちょっと重いかなぁ。
    むしろバランスは悪いかもしれませんが、最近の軽量なボディと組み合わせて減量するのも良い気がします。

    次回以降は単焦点レンズとの比較や手ぶれ補正の効き具合、フルサイズ銀塩でイメージサークルの確認などをやってみたいと思っています。

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    Filed under: Mono Fellows
    2011/04/05 11:00 pm | SIGMA 17-50mm F2.8 EX DC OS HSM 比較試写編 はコメントを受け付けていません

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