富士フイルムの薄型コンパクト「FinePix Z900EXR」が店頭に並んでいたので、チラッと触ってきました。
Z700EXRは今でも結構使っていますし、Z800EXRもお借りしたことがあるので、気になってたんですよね。
カメラらしいガッチリした機種も好きなんですが、普段使いにはこういう携帯しやすい屈曲系コンパクトもお気に入りなんです。
持ってみてまず最初の感想は「ほんの少し薄くなったかも」というところ。
スライドカバーがやや平面的になった分、薄くなったような感じです。
カタログスペックを見ると、2mmくらいだそうで、確かに体感もそんなくらいの差ですね。
使い勝手の部分では背面の液晶脇にHOMEボタンができたのが新しいですね。
iPhoneやスマートフォンなどのUIを意識したのかなぁという配置ですね。
タッチパネルのUI自身もスマートフォンを意識してあって、特に再生時の写真操作は初期のタッチパネル機と比べるとずいぶん使い勝手が良くなったように思います。
撮影時もタッチAFやタッチ後の自動追尾など、タッチパネルのメリットを活かす内容に仕上がっていますね。
画質に関してはいつものように店頭&液晶での確認なので詳細はわかりませんが、28mm相当のスタートになったのは便利になるでしょう。
1600万画素に増えたのはちょっとどうかなぁと思いますが、裏面照射になったのは大失敗写真は低減できるのではないでしょうか。
あと、EXR CMOS採用に伴って、Z800EXRに鳴り物入りで採用されたはずの瞬速フォーカスは内容が変わっています。
Z800EXRは素子上にAFセンサーがある位相差ハイブリッド方式だったのですが、Z900EXRではX100と同じEXRプロセッサとCMOSの高速処理によるスピードアップ(内容は通常のコントラスト方式)となっています。
カタログスペック上はZ800EXRの0.158秒がZ900EXRでは0.16秒ですが、実際に使った感じではやはりZ800EXRのほうが「瞬速」だったかな。
ただ、Z800EXRは常に位相差というわけではないので、AFスピードにはムラもありましたし、安定した速さという意味では実用上支障がない程度の差だと感じました。
Z700EXRから買い換えるか?と言われると、まだそこまでではない気もしますが、それ以前のxDカード機あたりからなら、ずいぶん新しさを感じられるのではないかと思います。
ただ、Z800EXRもずいぶん安くなってるので、そのあたりが難しいところですけどねぇ。
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