このところの多画素デジカメの乱立の中、アンチテーゼのような
タイトルですが、「デジカメに1000万画素はいらない」という新書が
出ているようで。
デジカメに1000万画素はいらない (講談社現代新書 1963) たくき よしみつ 講談社 2008-10-17 by G-Tools |
タイトルほど強烈な批判ではなく、デジカメならではの良さや
面白さを簡単に解説してくれている本みたいではあります。
ただ、ベイヤー配列を解決せずに、どんどん画素数ばかり増やす
というのは、「素人騙し」みたいなところは、確かにありますよねぇ。
そういう意味では、真面目に取り組んでいるのは、シグマのDP1
だとも言えますね。
ただ、お世辞にも誰にでも使いやすいカメラとは言えないのが、
この世界の難しいところなのですが。
もう少し現実的な取り組みをしているのはCASIOのEX- F1かも。
まぁ、こちらもなんとなく将来的には高画素化が進んでいきそうですが。
いずれにせよ、デジタルならではの本質的な良さを活かすものを
チョイスするよう、心がける必要があるなぁと実感しました。
そうしたこともひっくるめて、デジカメ選びの参考になる一冊かと
思います。
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2 Responses
11月 8th, 2008 at 8:14 PM
そもそも、DP1は誰にでも使いやすいカメラなんて目指してなかったし(笑)
1000万画素以上あっても、最終的にはBlogの写真では
オーバースペックですからねぇ
11月 8th, 2008 at 8:18 PM
SKY ONEさん、コメントありがとうございます。
DP1は最も尖ったコンパクトカメラですものね。
ただ、FOVEONの概念は非常に素晴らしいものだし、
他メーカーもこれに近づく努力はしてほしいと
思ったりしています。
Blogだと、200万画素もあれば十分ですし、
L判でも500万画素もあればオーバースペックですね。
とはいえ、売れるのはやっぱり高画素モデルですからねぇ。
特に日本ではその傾向が強いみたいで、
昔のスピーカーの耐入力とかアンプの出力争いのようで、
ちょっと空しいものがあります。