ナインウェーブのインナーイヤーイヤホン「NW-STUDIO PRO」をみんぽすさんにお借りしました。
ナインウェーブといってもご存じない方も多いかもしれません。
CDの父といわれる中島平太郎氏も取締役に名を連ねた会社で、最近、独創的なイヤホンを次々と輩出しているブランドです。
定在波や低域の共振を防ぐM.I.Labsの技術も使われていますが、それ以上に音質へのこだわりを他社と違う形で具現化している印象を持っています。
そんな音質面の評価はまだ届いたばかりですし、一旦置いといて、まずは外観から。
パッケージを開けると、ポシェットのような、こちらもこだわりを感じるケースが出てきます。
灰色っぽく見えるんですが、よく見るとナインウェーブの「9」と「w」で柄ができてるんですよね。
実際、ケースを見つめても気づかず、写真を等倍で見て気づいたくらいです。
そういう細かい部分へのこだわりで、なんとなくブランドのイメージもわかってくる気がするから不思議です。
中身はイヤホン本体、延長ケーブル、変換プラグ、それにケースと説明書、あと、交換用のイヤーパッドが4つ入ってます。
本体には最初からイヤーパッドがセットしてありますから、合計で6個ということになります。
最近多いカナル型ではなく、インナーイヤーで、個人的にカナルがちょっと苦手(耳が詰まった感じがしちゃう)なので、期待もかなり高まります。
ただ、まずびっくりするのがユニットの大きさです。
「え?これ、耳に入らないんじゃ?」と一瞬思ってしまうくらい、ユニットがでかいんです。
イヤーパッドも結構もっこりした感じなので余計にそう思ってしまうのかもしれませんが、実際、iPhone付属のもの(これもわりと大きいほうだと思う)と比べてみても、かなり大きいのがわかっていただけるかと。
ドライバーの口径は13.5mmということで、特筆するほどの大きさではないんですよね。
他のイヤホンだと周辺が丸くカットされてるんですが、このイヤホンでは角が残っている上、かぶせ式のイヤーパッドなので、大きく感じるのかも。
耳に入れてみると、確かに大きいものの、一応問題なく耳に収まりました。
なお、イヤーパッドを外しても装着に違和感はそれほどありませんが、音の傾向からすると、今のところ、イヤーパッドを付けたままのほうが良い感じがします。
というわけで早速、軽く聴いてみると、期待以上の音を聴かせてくれています。
入ってる音を最大限引き出してくれる感じで、これまで聞こえてこなかった音が出てきて、とても新鮮な感覚で、いつもの音楽を楽しむことができます。
すっかり聴き慣れてしまった音楽も「もう一度聴き直してみたい」と思わせてくれうるのは、音楽機器として何物にも代えがたい大きなメリットだと感じました。
かといって主張は強くなりすぎず、長時間でも聴きやすい音です。
決してフラットとは言い切れないのですが、上質なサウンドを楽しませてくれます。
オーディオ好きでないとわかりづらいかもしれませんが、スピーカーでいうとELACに似た印象を持ってるんですよね。
いずれにしても国内のオーディオメーカーの音作りとは違う印象なんです。
前述の通り、ナインウェーブさんは完全に日本のメーカーなわけですけどね。
そのあたりの理由も、エージングがある程度進んだら、いろんな方向からレビューで解明できたらなぁと思っています。
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