キヤノンから35mmフルサイズのデジタル一眼レフ「EOS 5D Mark III」がついに発表されました。
EOSユーザーでない私からすると正直、どこが変わったの?というところもあるんですが、前モデルがかなりのロングセラーだったから、ずいぶん色々と変わってるようです。
一番目立つスペックの画素数は2110万から2230万画素と微増に留まっています。
Nikon D800は大胆な高画素化を果たしましたが、結局、前モデルの(販売上の)デメリットを解消する方向のスペックになりがちなんでしょうね。
5D2は特に大きな欠点がなかった印象ですが、連射速度とか高感度あたりを中心に改善されている印象です。
光学的な部分では、ファインダーの視野率が約100%になっています。
7Dの時は一騒動あった「約100%」ですが、こちらはどうなのかな。
個人的には100%うんぬんよりも見えの良さのほうを重視したいですが、AF時代に入ってからのファインダーはどこのメーカーのものもピントの山が見えやすいものではなくなってますから、どれも似たような感じですけどね。
この他に気になった点といえば、CFとSDメモリーカードのデュアルスロットになったところかな。
SDXCにも対応してますから、これからメモリを足す方はこっちを使う人が増えてくるんじゃないかな。
CFはUDMAモード7対応なので、速度重視ならまだまだCFなんでしょうけれど。
それともう一点、個人的に良いと思うのはレンズ補正が色収差にも対応した点です。
これまでは周辺光量補正のみだったそうですが、フルサイズを周辺部までしっかり描写してくれるレンズというのは、どうしても限られてしまいますからねぇ。
色収差が補正されれば、手持ちのレンズが(それなりに)活かせる機会も増えるのではないでしょうか。
もちろん、性能をフルに活かすには高性能なレンズが必要になるので、一時回避的なものではあるでしょう。
ただ、写真は別に画質が全てではないですから、今撮れるものを今あるもので最大限に残すという意味でも、手持ちの機材を活かしてくれるこういう機能はありがたいなぁと思います。
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