みんぽすさんからお借りしているレンズ交換式カメラ「FUJIFILM X-Pro1」ですが、今度は「XF18mmF2 R」を持って、お散歩撮影してみました。
35mm換算でほぼ28mm相当の広角レンズですが、35mmと比べるとかなりコンパクトで、鞄の中にポイっと入れて持ち歩くには便利なサイズです。
本体が大きいという声もあるようですが、通勤カバンにもギリギリ収まりますし、フィルムカメラに慣れてる身には特に気になりません。
前玉がかなり小さいこともあってか、描写に関しては35mmにやや劣るような印象もありますが、後玉は大きめで、KLASSE Wの技術が生かされている印象です。
KLASSE Wの5群6枚から枚数も増え、7群8枚とデジタル設計になってるようです。
撮影はほとんどEVFでやりましたが、ちょっと低いアングルで撮りたいようなケースは背面液晶で。
バリアングルならもっと良いかなぁとは思いますが、外で斜めから見てもそこそこ見やすいので、撮りやすかったです。
むしろ、フィルム的な撮り方ができるために液晶が裏返せたらテンポが良く撮れて良いかも。
なお、OVFでもポチポチ撮っていますが、ギミックは素晴らしいものの、常用となるとどうしてもEVFで撮るシーンも多くなって、結局切り替えてしまうことが多々ありました。
一番大きいのはフォーカスの確認が曖昧過ぎるというところでしょう。
ピント位置や撮影範囲はオーバーレイで表示されて大変見やすいのですが、現状ではピント自体の確認はできませんからねぇ。
どういう表示が良いのか、なかなか良いアイデアがありませんが、ファインダー周囲にフォーカス位置だけ切り出したプレビュー表示を出すとかいったあたりかな。
いっそのこと、レンジファインダーを復活させるのも良いのでしょうが、光学系はコストがかかりそうですし、デジタルでこれを再現できたらベストなのですけど…。
なお、マクロモードがオンだと上記のOVFモードに切り替えることができません。
切り替わらないこと自体はパララックスなどから考えても問題ないのですが、この時に何のアラートもないのはちょっと分かりづらいですね。
マクロのお花マークあたりを点滅させるなりの表示があると良いかと思います。
これ一本に絞って使ってみると、悪くないレンズではあるのですが、35mmほどの魅力は薄いかも。
広角系はミラーレスではまだ設計が難しい部分があるのかもしれませんね。
シグマの19mmあたりがXマウントで登場したりすると競争も起きて面白いかもなぁ、なんて思います。
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