みんぽすさんからお借りしている富士フイルムのレンズ交換式カメラ「FUJIFILM X-Pro1」ですが、天気の良い日に花がいっぱいの公園まで足を伸ばして撮影してきました。
チューリップ満開といった感じでしたが、その色合いを記憶色っぽい感じで再現してくれています。
空の色がややシアン被りしたような感じになるのは、最近のフジ独特かと。
もちろん、普通でこの構図なら空は白飛びしてしまうことが多いでしょうから、ダイナミックレンジ拡張の恩恵をしっかり受けているとも言えるのですけどね。
今回も低い位置からの撮影では液晶を使って、というシーンが結構ありました。
被写体は屋外の明るい中、多少斜めからでもしっかり視認できます。
ただ、水準器のオーバーレイ表示となると、さすがにちょっと見づらいことも。
上の写真はあえて斜めにしちゃってるので、あんまり関係ないんですけど。
先日も書きましたが、やはりこうしたニーズのためにもバリアングル液晶は欲しかったですね。
そうなったら個人的には、通常は裏返して液晶を見えなくしちゃうでしょうけれども。
お花の撮影ということで、マクロレンズも結構試しましたが、こればかりはどうも使いこなせていません。
オートフォーカスはかなり遅いですし、フォーカス中に本体が動いたり被写体が動くと合焦しないケースが非常に増えます。
完全に静止している被写体ならそこそこ使えるんですけどねぇ。
また、MFするにしても、このレンズだけはなぜかヘリコイドが重くて感触がイマイチですし、ヘリコイドの回転への追従がちょっと遅れる印象があるので、直感的な操作がしづらい印象です。
そもそもMFにモード切替しないとMFできないというのもつらいですしねぇ。
それと、こういう感じでレンズ交換していると、撮像素子へのゴミの付着が結構気になりました。
メーカーの特設サイトによると、以下のような、かなり強力なダストリダクションが装備されているらしいのですけど、フランジバックが短いのもあって、ゴミが入り込むケースが多かったように感じます。
・ボディへのゴミ進入防止対策についても、万全を期しています。
XFシステムの基本的な考え方としては、第一に、ゴミがセンサーにつかないように「センサー周囲を密閉する構造」をとっています。マウント面とセンサーの間に3枚のガラスを挿入して、二重三重でゴミの進入を防いでいます。・そして第二は、ゴミが進入してしまったときの対策です。マウント面とセンサーの間に挿入されている3枚のガラスのうち1番前のガラスは、圧電素子が取り付けられており「ダストリダクションシステム」として稼動します。約8万回/秒の振動によって、ガラス表面に付着したゴミを振り落とします。
もちろん、風がそこそこ強い日でもあったので、その影響かもしれませんけど。
また、糸くずのようなゴミが付着した際に電源をオン・オフしたり、手動でダストリダクションを実行しても、しつこく取れないというケースもありました。
ただ、あくまでも表面に付いているだけですから、ブロワー等を常備しておけば問題ないレベルではありました。
ファーストインプレッションの機械的な魅力にもだんだん慣れてきて、機能面の気になるところもいろいろ出てきました。
ただ、そんなちょっとした未完成の部分も含めて愛でるところがタップリなカメラといえるでしょう。
次は街角スナップ的な撮影に持ち歩いてみたいところですし、往年のフジの銀塩機種などとのサイズ比較やまだ紹介できていない機能の部分も、お借りできる期間をなるべくフルに使って紹介したいと思います。
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