Mac用の高音質プレーヤーソフト「Audirvana Plus」に以前から告知されていた「ダイレクトモード対応」のBeta版が登場しました。
ダイレクトモードといっても普通の方にはなんだそれ?という感じかと思いますが、OS側が制御しているCoreAudioをすっ飛ばして、プレーヤー自体がサウンドドライバを駆動しちゃうというものです。
経緯として、Snow Leopardまで使えていた「Integer Mode」がLionで使えなくなったという問題があったんですよね。
ここでインテジャーモードも説明しておかなくちゃいけませんが、こちらはCore Audio自体をバイパスするのではなく、低レベル層であるHAL(Hardware Abstraction Layer)を使うことで、AU(Audio Unit)をバイパスするための必須項目みたいなものです。
AUでは通常、イコライザなどのエフェクタ処理やミキシングなどをしているので、これを飛ばせればHALを通したとしても十分効果があったというわけです。
なお、上のスクリーンショットでも分かる通り、Direct ModeとInteger Modeは横並びのものというわけではなく、Direct Modeを有効にした上で初めてInteger Modeも有効になる形です。
ただ、どちらもすべてのドライバに対応しているわけではなく、基本的にはMac標準のドライバで動作するものが対象のようですね。
うちで使っているhiFaceはInteger Modeも対応してなかったので、今回のDirect Modeも残念ながら未対応。
対応しているかどうかは、プレーヤー画面にINTというインジケータが出るかどうかで判別可能だそうです。
なお、M2TECHの輸入代理店さんのブログによると、以下の機種あたりは動作確認できているとのこと。
○ M2TECH hiFaceTWO
○ Styleaudio TOPAZ Signature
○ Styleaudio RUBY2Custom
○ JAVS X-DDC(→JAVS LINK→DAC-2 USB, Optical→RUBY2Custom)
○ JAVS DAC-2 USB
今は使っていませんが、UD-H01にもUSB-DACの機能があるので、これも試してみようかなぁ。
ただ、これも独自ドライバですからねぇ。
音質的にはかなり効果があるらしいですし、そうなるとhiFace TWOも気になるところです。
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)