• 167月

    父が96kHzに対応したDVDプレーヤーをゲットしたというので、手持ちのハイレゾ音源でDVD-Audioを作れないのか、調べてみました。

    そもそもDVD-Audio自体が消え去りそうなマイナーフォーマットなので、あらためて説明しておきますと、DVDに最大24bit/192kHzの音声を入れちゃおうという規格です。
    最近はグレーゾーンになってしまいましたが、DVDをリッピングするとVIDEO_TSというフォルダとともにAUDIO_TSというのがありますが、あれがまさにDVD-Audioの器ですね。

    で、実際の作成方法を調べてみると、Macで作るにはフリーの「Burn」を使えば良いようです。
    オーディオCDと同列で、DVDオーディオのプルダウンが用意されてるんですね。

    ただひとつ注意点があって、ここにFLACをドラッグすると一見うまく焼けたように見えますが、実際にはうまくいかず、さきほどのAUDIO_TSが空のディスクができてしまいました。
    WAVでやったら中身がちゃんと入ったので、事前にWAVにしておくほうが安心でしょう。

    なお、出来上がったDVD-Audioの再生ですが、これはMacではどうも無理のようです。
    OS標準のDVDプレーヤーも対応してませんし。
    ただ、VLCであれば、中の音声ファイルをドラッグしてあげれば再生可能なので、これで大まかな確認はできると思います。
    WindowsであればFoobar200で再生やリッピングが可能みたいですけどね。

    と、ここまでやったところで買った機種を聞いてみると、なんとDVD-Audioには対応してないことが判明しました。
    DVDビデオも24bit/96kHzに対応してるので、それを勘違いしたようですね。
    それならばと、今度はDVDビデオとして音声だけを焼く方法を試してみました。
    こちらはToast 11で作成することができます。
    Toast 10でも可能ですが、音声オプションがないので、PCMでの収録ができないんですよねぇ。

    で、Toast 11のほうで音声オプションを96kHz/PCMにして作成しました。
    厳密にはプレーヤーっぽい画面が付加されたビデオなんですけど、音質面ではDVD-Audioとほぼ同じと考えて良いでしょう。
    これなら普通のDVDプレーヤーでも大抵再生可能で、実際、Mac標準のDVDプレーヤーのアプリでも動作確認できました。

    ちょっと当初の目的とは外れましたけど、DVD-Audioが普及しなかった理由もなんとなく分かったかも。
    最近のDRMみたいな面倒なことを考え出すなら、いっそのこと、スーパーアナログなフォーマットを復活させてくれたほうが嬉しいくらいかも。
    SACDがありつつ、またBlu-rayオーディオなんてのを発案してるようなので、そういう未来はほぼなさそうですけどね。

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    Filed under: Audio
    2012/07/16 9:00 am | DVD-Audioを作ってみる はコメントを受け付けていません

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