ASUSTeKからUSB-DAC「Xonar Essence One」が発売になっています。
最近はUSB-DACが各社からたくさん出ていますが、やはりその内容的にオーディオブランドからのリリースが多いのですが、パソコン業界も負けてはいられないということか、ASUSも出してきたんですね。
これまでもサウンドカードやUSBオーディオと呼ばれる形ではASUSやCreativeなどから出ていましたが。
なお、今回は国内発売開始という意味で、海外ではすでに少し前から売られていたみたいです。
内容的には比較的シンプルで、やはりオーディオ的な佇まいのオーソドックスなUSB-DACに仕上がっています。
面白いのはアップサンプリング機能で、他社も採用しているものが多いのですが、この製品は整数倍のアップサンプリングにこだわってるところが面白いです。
通常、96kHzや192kHzあたりへのアップサンプリングが多いのですが、これだとCDなどの44.1kHzからだと非整数倍になってしまい、演算量が増えたり、演算の簡易化で音質的な問題が生じることがあるんですよね。
それをオーディオブランドからではなく、ASUSがアピールポイントにしてくるというのは面白いものです。
44.1kHz系は32bit/352.8kHzに、48kHz系32bit/384kHzに内部でアップサンプリングされるそうです。
なお、オーディオプロセッサはC-Media Electronicsの「CM6631」が使われているとのこと。
これはASUSの高級マザーボードにも使われているようですし、ONKYOのプリアンプ「P-3000R」でも使用されているそうです。
そしてDACはバーブラウンの「PCM1795」、DSPにアナログ・デバイセズの「ADSP-21261」搭載とのことで、なかなか手堅い感じです。
入出力については、USBと光/同軸デジタル入力が各1系統で、ここもオーソドックスです。
アップサンプリングは32bit/384kHzですが、入力は24bit/192kHzまでの対応です。
出力にXLRがあったり、ヘッドフォンアンプも600Ωまで対応可能、オペアンプも交換が可能と、他社の製品を良く研究してる印象です。
少し気になる点があるとすれば、対応OSがWindowsのみになってるので、USBオーディオでの使用時にMacが大丈夫かなぁというくらいかな。
調べた感じだと一応動作は問題ないものの、非サポートという感じのようです。
お値段は4万円前後とのことで、UD-H01あたりとは良いライバルになりそうです。
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)