RATOCから新しいUSB-DAC「RAL-DSDHA1」が発売されるそうで。
USB-DACだけでも、かなり色んなラインアップを積極的に展開しているRATOCですが、今回のはDSD再生に対応したのがポイントですね。
最近のプレーヤーソフトはソフト内でDSD-PCM変換もこなしちゃうものが多くなりましたが、これは「DSD over PCM」方式に対応しています。
DoPでの再生には対応プレーヤーソフトが必要ですが、HQPlayerやfoobar2000、MacならAudirvana Plusなどが対応していて、すでにDSD音源を楽しんでいらっしゃる方ならたぶん持っているのではないかと。
Macでは標準ドライバで動作するので、Audirvana PlusでDirect Modeでも使えそうなのもうれしいポイントです。
なお、PCMについては24bit/192kHzに対応しています。
ハードウェアのほうはDACにWolfsonのWM8742が使われています。
RATOCでWolfsonは珍しいかも、と思いましたが、過去にREX-Link2Sなどでも使っていたみたいです。
また、高精度水晶発振モジュールを22.5792MHzと24.576MHzの2つ搭載というあたりはこれまでのRATOCの方向性を踏襲しています。
唯一、残念なところとしては入力がUSBのみというところかな。
DSD対応がメインで、型番のヘッドフォンアンプの位置づけの強いHAシリーズなので、仕方ない部分もありますが、光デジタル入力があるものもありますからねぇ。
また、出力に関してはDSD対応ということもあり、こちらもアナログ出力のみとシンプルな構成です。
個人的にはUTシリーズのDSD対応機に期待というところでしょうか。
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