CDの素材を見直して高音質を目指す「SHM-CD」というのが流行の
兆しがあるようで。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080702/umusic.htm
「SHM-CD」は「Super High Material CD」の略で、ポリカーボネートが
通常より透明性の高い、液晶パネルなどに使われるタイプのものを
使ってるんだそうです。
以前も金蒸着とかガラス板のものとか、色々ありましたが、これは
結構、コスト面が安く済みそうな感じですね。
5/28に試聴用に発売されたサンプラーが、オリコンで結構上位に
入るくらい売れたらしく、最近の音楽配信の波に「逆行」する
新たな潮流として、注目されてるようです。
これがSHM-CDだ!ロックで聴き比べる体験サンプラー オムニバス UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M) 2008-05-28 by G-Tools |
ユニバーサルと日本ビクターが共同開発したそうですが、今後は
各社に技術を開放して、発売されていく予定みたいで、早速、
サンプラーは第2弾、3弾と企画されてるようです。
これがSHM-CDだ!ジャズで聴き比べる体験サンプラー ヴァリアス・アーティスツ UNIVERSAL MUSIC K.K(P)(M) 2008-09-03 by G-Tools |
これがSHM-CDだ!2 ロック/ソウル/ブルースで聴き比べるサンプラー ヴァリアス・アースティツ UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M) 2008-09-03 by G-Tools |
音については、音の奥行きが深くなって、低音の量感が増すんだとか。
透明度が増すことで、ジッターが減って、デジタルノイズが減る効果は
ありそうな気がしますね。
オーディオに興味がない方も、サンプラーはかなりの特価なので、
試しに買ってみても面白いのではないでしょうか。
音楽配信でも、同じフォーマットでもエンコード品質の向上などで、
もっと高音質を追求してほしいなぁと思います。
最近はむしろ、音質が劣化しているような気さえしますからねぇ。(^^;
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4 Responses
7月 3rd, 2008 at 8:58 PM
今晩は。
同じソフトのノーマルCD盤とSHM-CD盤を聴き比べましたが、音は
全くの別物ですよ。音源は60年代のものです。
SHM-CDでは、要するに全域にわたって歯切れが良くなるのですが、
高域がのびて音の躍動感が上がったのと、ボワつく事無く押し出される
低域が印象に残りました。
16bitのCDでこれですから、SACDやDVDなどもどんどん切り替えたら
どうかと正直思います。
7月 3rd, 2008 at 9:04 PM
shigechanさん、コメントありがとうございます。
さすが!すでにお試し済みでしたか。
CDのビットの溝なんて、イラストに描いてあるほど
キレイなものではありませんものね。
ですから、素材が変われば、エラーの発生頻度も
相当変わるでしょう。
結果的には同じエラー率でも、サーボ電流はずいぶん
減らせるでしょうから、理論的にも理解できそうです。
SACDやDVDなども切り替えたら良いと思いますが、
もしかすると反射率とか、諸々の要件で切り替えられない
場面もあるのかもしれませんね。
特にSACDのハイブリッド盤では影響がありそうな気がします。
7月 3rd, 2008 at 9:25 PM
速攻のコメントバック有り難うございます。
一点追加があります。先ほどの音質レポートは、エッジを研削した後の
話です。予め申し添えるのを忘れておりましたm(_ _)m
まあ透明度と副屈折率の違いは大きいのかなあと思います。
ひょっとすると樹脂の流動性もピットの精度に影響するのではと、思い
ました。
ホント高音質フォーマットの性能を活かしきる製品を、”お手頃価格”で
ビシバシ制作・販売して欲しいです。
7月 3rd, 2008 at 10:42 PM
shigechanさん、コメントありがとうございます。
エッジ研削も音質に差が出るのですね。
こちらは技術的な説明がやや難しいところですねぇ。
乱反射が低減されるからでしょうか?
それとも重心が安定することによる効果かな?
それぞれのフォーマットで透明度などは規格が
ありますから、それに準拠していれば幅広く使えそうですね。
もうかなりのタイトルが出ているですし、
他メーカーへも「開放」するようですから、
今後の普及には期待が持てそうです。