Instagramで撮影した写真をプロジェクターに投影できる機器(とサービス)「Projecteo」というのを最近知りました。
kickstarterで出資者を募ったようですが、あっという間に資金調達できたようです。
アメリカではフィルムの時代から(フィルムだからこそ!?)プロジェクターを使って写真を楽しむという文化があったようですし、受け入れやすい土壌があるのでしょうね。
余談ですけどオリンパスが当時推していたハーフカメラはKodakがスライドマウントをちゃんとやってくれなかったためアメリカでは不評で、それがフルサイズのOMシリーズにつながったという逸話も残っています。
このProjecteo、円形のフィルムを使うプロジェクターになっていて、その円形のフィルムには9枚までの写真が収納できるんだとか。
ネットやケータイから写真をピックアップしてフィルムに焼いてもらうというわけです。
フィルムスキャナでデジタル化というのはたくさんありますが、デジタルで撮ったものをフィルム化するというのが面白いですね。
機器としては昔から「フィルムレコーダー」というのがあったようですが。
これに関連しますが、デジタル写真の保管方法としてもフィルム化というのは有効なのではないかと。
HDDや光学メディアも長期間保管するには不安が残りますが、フィルムならそれよりは保管性が良いのではないかなぁ。
まぁ一説によるとフィルムよりも紙に焼いての保存、それもモノクロ銀塩プリントがいちばん長持ちらしいですが。
ただそれもあくまで印画紙に焼いた場合の話で、インクジェットプリンターでは全然違ってきそうですし、フィルムの安定性はそれなりにメリットではないかな。
Projecteoは保管まで考えているわけではないのかもしれませんが、フィルム中に画像として、フチなり、別のフィルム面にデジタルデータとして、という具合に保管するサービスがあれば、そこそこ人気が出そうな気もします。
実際、以前いた会社ではドキュメント類をマイクロフィルムに焼いて文書保管してましたけど、あれはまぁ自社製品だからかと思いますが、あれの民生用があったら個人的に欲しい気がします。
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)