• 174月

    私もちょうどお借りしているFUJIFILMのX-E1と、こちらは以前お借りしたX-Pro1ですが、5月にファームウェアのアップデートがあるんだそうで。

    このアップデート、AF時のピント位置検出を高速化する新しいアルゴリズムを搭載するものだとか。
    5/25発売の望遠ズームレンズ「XF 55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS」に合わせて登場するようですが、高速化の効果はこれまでのレンズでもしっかり発揮されるそうです。
    具体的には新しいズームレンズの比較的AF処理に時間のかかる望遠端で最速0.7秒とのこと。
    現状のX-E1でも特にAFが遅いという印象はなくて、むしろ私が使ってきたミラーレスの中では精度も速度も良い部類だと思いますが、それがさらに良くなるならうれしいですね。

    具体的にどういうアルゴリズムなのかは不明ですが、もしかするとX-Trans CMOSの配列を活用したものかも。
    ベイヤーと違って緑の画素が近接して並んでいる構造なので、これを使ってるなんてことはないかな?
    私も以前、仕事絡みでデジカメとは別分野でオートフォーカス処理の研究開発をしたことがありますが、精度と速度の両立っていうのはホントに大変なんですよね。
    X100Sなどで採用されたX-Trans CMOS IIのほうは像面位相差に移行していますが、すでにお持ちの機種がファームウェアで高速になるのは良いことだと思います。

    また、上記のズームレンズ以外にも今後のレンズロードマップが更新・公開されています。
    それによるとカールツァイス銘のレンズが今後ドシドシ投入されてくるようです。
    「Distagon T* 2,8/12」や「Planar T* 1,8/32」はこれまでも発表されていましたが、「Makro-Planar T* 2,8/50」も出るんだとか。
    FUJINONとカブる画角でラインナップされているところが、むかしのYASHICA ML(DSBも)とCarl Zeissの関係のようで感慨深いものがありますけど、切磋琢磨して良いレンズを出してくれればユーザーとしてこれほど良いことはないでしょう。
    FUJINONのほうに56mm F1.2なんてのがある辺りもかなり本気だなと感じさせますし。

    相変わらず製造元等の発表はありませんけど、ずいぶん前に噂になった京セラオプテック(旧富岡光学)さんの再参入は結局どうなったのかな?
    いずれにしてもCarl Zeissを名乗る以上、素晴らしい性能なのは間違いないでしょうし、最近はXマウント用のマウントアダプタも充実してきているので、私にとっても、だいぶ気になる存在になってきたような気がします。

    なお、出張からようやく戻ってきましたし、X-E1のレビューのほうも再開したいと思っていますので、しばしお待ちくださいませ。

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    Filed under: DigitalPhoto
    2013/04/17 8:00 pm | X-Pro1、X-E1のAF性能改善ファームが5月公開 はコメントを受け付けていません

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