みんぽすさんからお借りしているFUJIFILMの「X100S」と「X-E1」ですが、両方を持って出かけてみました。
[ FUJIFILM X100Sにて ]
まずは使い勝手の部分ですが、気軽なお散歩撮影やスナップが多い私にとってはX100Sのほうがお気に入りです。
双方のカメラとも、往年のライカを思わせるようなデザインですが、単に見た目を真似てるだけではないというところではX100Sのほうが「撮る道具」としての完成度が高いからかも。
主な要因としてはやっぱり秀逸なハイブリッドファインダーによるところが大きいかと。
また、固定式レンズを活かしたコンパクトさも良好で、X-E1に装着した14mmは優秀ながらもやっぱり大柄すぎて「よし、撮るぞ」という気合が必要になってしまうところがあります。
[ FUJIFILM X-E1にて ]
[ FUJIFILM X100Sにて ]
写りの部分ではX-E1の良さも出てきて、本来であれば一世代古いはずのX-Trans CMOSですけど空の青の粘りで大きくX-E1のほうが有利なのが意外でした。
X100Sのほうはローパスフィルターを省いていることで恐ろしいほどのシャープネスを発揮してくれますが、じっくり絵を仕上げるのにはX-E1の有利さもある印象です。
当然ながらレンズ交換することで多彩な画角も楽しめますし、ズームレンズも装着できますし。
[ FUJIFILM X-E1にて ]
[ FUJIFILM X100Sにて ]
オートフォーカスについてはどちらもメーカーが同じということもあって、挙動は似ています。
他社のミラーレスと比べると近接撮影で中抜けがやや起こりやすい傾向で、X100Sのファームウェアを更新してもその傾向自体はあまり大きな変化はありませんでした。
描写そのものはX-E1の場合、レンズによって変わってくる部分もあるかと思いますが、どちらかと言うとX-E1のほうが現代的、X100Sは銀塩っぽい豊かなトーンを重視した絵作りのように感じます。
私のようにたくさんカメラを持っていて、その中で持ち出したくなるカメラとしてはX100Sのほうが魅力的ですけど、一台でいろんなニーズをこなすと考えればX-E1のほうが使い勝手は良いだろうと思います。
[ FUJIFILM X100Sにて ]
できればX100S相当のXマウントレンズも欲しい気がしますが、一体型だからこそ実現できたという部分もあるのかもしれませんね。
進化の早いデジカメですからおそらくそう遠くないうちにX-Trans CMOS IIを搭載したX-E1やX-Pro1の後継モデルが登場するでしょうが、X100Sのほうはそれとはまた違った魅力と使い勝手を持ったカメラだと思います。
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