SHUREからハイエンドイヤホン「SE846」が発表されたようで。
発売自体はまだ7月中旬予定とだいぶ先ですが、4つのBAユニット内蔵とかなり力の入ったモデルのようです。
BAユニット高域と中域用がそれぞれ1つ、低域が2つだそうで、SE846のために新設計のものとのこと。
面白いのは低域のローパスフィルターがアコースティックなものになってるところでしょう。
通常はLCRで構成された電気回路でローパス、ハイパスの処理をするのが普通ですけど、75Hz付近からとかなり周波数が低いところでハイカットしないといけないため、イヤホンのサイズに収まるように作れなかったという理由もあるそうです。
ただ、アコースティックとはいってもステンレスプレートを10個レーザー溶接したものだそうですし、それだけのスペースがあれば小さめのコンデンサやコイルくらいは入りそうな気もしますが、音質的にアコースティックのほうが有利だったのかもしれませんね。
なお、アコースティックなフィルタは中域側も同様で、こちらは着脱可能なチューブ型フィルタでユーザーが交換できる仕組みなんだとか。
かなり箱庭的な楽しみ方ができるようで、なんとなく日本製品みたいなテイストを感じます。
いっそのこと、スピーカーでのチャンネルデバイダーみたいな外付け回路でやるとか、ケーブル内部にネットワークを持たせてバイワイヤリングとかでも面白いかも。
自分で買う予定がないから勝手ばかり言ってますが、こういうこだわりが下位モデルにもそのうち反映されてくるわけで、そういう意味ではSHUREらしい良い取り組みだなと褒めてるんですけどね。
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)