VentureCraftから真空管アンプを搭載したiOS機器対応のUSB-DAC「Go-Dap TT」が発売されたそうで。
先日も「SounDroid Typhoon」というDSD対応のモデルが発表されたばかりですが、どんどんと投入してきますね。
一つにはDock端子では取れていたアナログのライン出力がLightningで廃されたので、iOS対応のUSB-DACの需要が高まっているというのもあるのでしょう。
ベンチャークラフトさんはiPhone 4の頃からデジタル出力対応のモデルを手がけていて実績がありますし。
さて今回のモデルはそんな実績のあるGo-Dapの名称を引き継ぐもので、最大の特徴は機種名の「TT」の元になってるType Tube、つまり真空管搭載という部分でしょう。
当然ながらデジタル側の回路は真空管ではないわけで、ヘッドフォンアンプの部分に使われてるんですけどね。
使われている真空管はRaytheonの6111SQというものだそうで、ALOのThe Continentalに使われてたりしている6111のスペシャルクオリティ版らしいです。
真空管というとどうしても「温かい音」という印象で懐古主義的に捉えられがちですけど、デバイスの特性としてもなかなか優秀です。
ただ、なにしろ消費電力が大きくなりがちでポータブルで使うのは大丈夫かなぁとも思いますが、3500mAhのバッテリーのおかげか、8時間充電で6時間ほど再生できるとのことです。
それでもやっぱりちょっと心許ない感じはありますけどね。
あと、お値段もさすがにそれなりになるようで、8万円前後になるようです。
そういう意味では先日紹介したTU-HP01のほうが電池交換ができるし、他のDACと組み合わせられて良い部分もあるのかもしれません。
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