USBケーブルの電力線切断が思ったよりも効果があったのに気を良くして、今度はX-DDCのACアダプタを変更してみることにしました。
これまではStereo誌の付録、LXA-OT1に付属していた12V1Aのを使っていたんですが、これを秋月電子製の12V5Aに。
これも少し前までLXA-OT1で使っていたんですが、そもそもLXA-OT1自体が引退状態なので余ってたんですよね。
12V5Aは本来はちょっと過大なんですけど、このACアダプタは安定化出力になっていることもあり、動作に問題はありません。
安価なACアダプタの場合、負荷が軽いと電圧が高くなるものもあるので、そうしたものには注意が必要です。
交換して早速聴いてみると、これまでよりも音がシャープに締まる感じですが、やや低域が過剰な印象も。
まずはACアダプタコンセントの極性を差し替えて、高域の伸びが良いほうにしましたが、それでもまだ納得いかず…。
そこで、電源タップをノイズフィルター無しから、自作のノイズフィルターありのほうに移動させてみると、耳辺りが少し柔らかくなりつつも、奥行方向の音の厚みが増えて、これなら良くなった部分のほうが多そうです。
念のため再度、LXA-OT1付属に戻してみると、音が痩せてしまい、一聴するとウェルバランスな感じに聴こえますけど、良く聴けば情報量が整理されたような感じなんですね。
最終的には聴きやすさも重要ではありますが、PCっぽさを消すにはDDCであっても電源対策は有効なのだという印象です。
DDCの動作以前に、そもそもAMラジオへのノイズが激減したことだけでも(様々な部分に与える影響から考えても)有用でしょうし。
ただ、今回のは手持ちのACアダプタだったから出費がありませんが、わざわざ購入すると考えればUSBバスパワーから適当なACアダプタに替えたり、電力線切断のほうが音への貢献度は高いかもしれませんね。
そうは言ってもひとつひとつの積み上げが徐々に効いてくる面もありますし、当面はこの構成で行ってみようと思います。
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