• 1110月

    RATOCからUSB-DAC系のキット基板4種類が今月から発売になるそうで。
    発売になるのは以下の4モデルです。

    REX-K24192DSDU : 自作オーディオのパワーユーザー向けUSB-DDC
    REX-K1792DA1 : 自作オーディオのパワーユーザー向けDAC
    REX-K2496U : ハイレゾ音源を楽しみたい中級者向けUSB-DAC
    REX-K1648U : 自作入門者向けUSB-DAC

    まず、REX-K24192DSDUはDSDにも対応したUSB-DDCキットです。
    4モデルに共通していますが、どれもキットといってもハンダ付けは不要で、一部オペアンプがソケットにない(付属もせず)のを除けば、すでにほとんどの部品が実装された状態です。
    ただ、パワーユーザー向けということもあってか、REX-K24192DSDUについては電源を別途用意する必要がありますし、出力もSPDIFは用意されずI2Sでの接続ですから、それなりの知識がないと鳴らすことすらできないかと。
    内容的にはXMOSを使いつつも外部クロック入力に対応していたり、これの完成品のUSB-DDCがあったら欲しくなるような内容です。

    そして実質的にこれと組み合わせること前提なDAC「REX-K1792DA1」も電源が必要ですし、オペアンプも実装されていません。
    PCM1792を使った、こちらも良質そうなDACなんですが、これまでもキットは出していたものの、今回なぜ大量に投入してきたのか、がイマイチ掴みかねています。
    ハンダ付け等はないので工作用途ではないんですよねぇ。

    まぁその辺は深く考えないことにして、もう少し入りやすくて性能もバランスがよさそうなのが「REX-K2496U」で、こちらは24bit/96kHz対応のオーソドックスなタイプのUSB-DACです。
    WM8523を使ったもので、製品版のREX-A2496HA1でも採用されているものです。
    というよりもなんだか基板はREX-A2496HA1そのものなんじゃないか?という気もしますね。
    そのおかげもあってか、こちらはバスパワーでもACアダプタでもOKですし、拡張としてI2Sを使うことも可能と、今回の中では一番オススメかと。

    もう一つ、48kHz/16bit対応のREX-K1648UはPCM2704Cを使ったもので、これだと最近の付録との差別化がやや厳しいでしょうか。
    これもどうもREX-A1648HA1とほぼ同じ中身に見える気がしますが、パクリではなく同じメーカーなんだから全く問題なしですね。
    雑誌付録でケース無し+自作ケースという文化も育ってきたことですし、それを育てるには良いことかも。
    雑誌と違って品切れの心配もあまりないですし、ご自身のレベルやニーズに合わせてチョイスしてみると良いかと思います。

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    Filed under: Audio
    2013/10/11 12:00 pm | RATOC RAL-Kitシリーズ はコメントを受け付けていません

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