今さらですが、やっとSIGMAのコンパクトカメラ「DP1」を置いている
店を見つけたので、触ってきました。
シグマ デジタルカメラ DP1 シグマ 2008-03-03 by G-Tools |
良く言われる質感ですが、予想通り、というか、予想の範囲内で、
確かに高級感はないものの、安っぽいというほどでもなかったです。
銀塩に詳しい方のために例えれば、OLYMPUSのOM-2000とか、
そういう感じの質感ですね。
電源のOn/Offなどの挙動は思ったほど遅くありませんでした。
まぁ、最新の他の機種と比べれば、多少は遅いですけどね。
良く言われるレンズキャップについては、もう少しレンズ部分が
突出したとしても、自動のカバーは欲しいです。
せめて、本体単独でフィルタが付けられるようにしてほしい
ところです。
画質のほうは残念ながら液晶画面でしか確認できません
でしたが、抜けのある発色だったと感じました。
セーブの時間も、言われているほど、遅くは感じませんでした。
これは私が使っているGX8も結構遅いからかもしれませんが。
とはいえ、使っていて、飛び抜けたワクワク感は伝わってきません
でした。
これは言葉では表現しづらいんですが、「使える喜び」というのが
若干、希薄かなぁと。
こういう機種こそ、1週間お試しキャンペーンとかを展開してくれると
良いのかもしれませんね。
実際に撮ってみて、その仕上がりや使い勝手をしっかり実感する
機会が必要なのではないかと感じました。
個人的には、マクロに弱いという時点で、候補から外れてしまう
という点もあって、多少、辛口だったかもしれません。
ただ、裏を返せば、思った以上に完成度は高いように思いました。
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4 Responses
5月 2nd, 2008 at 11:31 PM
地方では手にとって見ることも敵わずネット評価で判断するしかないのが現状です
値段に見合った質感がないとか、動作がちょっと遅いとかが気になり
レンズ資産もあったので、結局E-420+パンケーキを選択しました。
シグマも、もっと触れるようにすればいいけど、元々マニア向けと言う
感じで、無理しても売らないって売り方なのかなぁ
5月 3rd, 2008 at 8:49 AM
SKY ONEさん、コメントありがとうございます。
ほんとにこの機種は置いているお店が少ないですね。
やっぱり、話題にはなっても、いざ買うとなると
ターゲットユーザーが狭いんでしょうか。
パンケーキ、いいですねー。
うちもE-300があるので、いずれ世代交代させたいと
思っています。
その時にはパンケーキも欲しいかも。
個人的にはシグマのレンズを結構愛用してますし、
銀塩の一眼レフも所有していて、好感触なので
もう少し、体感する機会があれば良いのになぁと
思います。
5月 3rd, 2008 at 10:15 AM
MacBSさん、
DP1は、志は高くとも、ボディの操作性がついて行けてない感じです。内蔵のF4レンズは、E-1+7-14mmを上回る解像度の高さと、高感度に弱い代わりの発色の良さを持つ代わりに、光学ズームのなさや、F値の高さやISO感度の少なさ、高速シャッターのなさといった機能面のなさがあります。
しかし、何よりも、レスポンスの悪さが、最近の高級コンパクト機との対比で目立ちます。
結果として、持つ満足感が少ないという気がします。
頑張って、思っても見ない程の高画質の絵が出てくるのって、銀塩よりも劣化している気がしないでもないです。
このジャンルは、キヤノンがAPS-C搭載オートボーイとか、ニコンがAPS-C搭載のCOOLPIXの兄貴分を作るとか、OLYMPUSが、SP-560/570UZ系に4/3素子を載せるとかするような小型一眼レフのボディ技術のある会社が作り込まないと、充分な機能やレスポンスは難しいと思います。
実売9万円弱では、エントリーモデルの小型一眼デジタル機が買えてしまいます。
単純に、大きな撮像素子あります、良いレンズありますでは、作りきれないのが、カメラの面白い点ではないでしょうか?
SKYONEさん、
たまたま、小川町のショールームでいぢりたおしてきたのですが、E-420+14-42mm標準ズームの小気味よさと写りの良さで感心しました。パンケーキも良いですが、14-42mmは、小さくて軽いですが、非常に良いレンズですね。
5月 3rd, 2008 at 4:48 PM
kiyoさん、コメントありがとうございます。
DP1については、私は最初からレスポンスを他の機種並みで
あってほしいとは思っていませんでした。
ただ、あまりにも評判が「遅い」というものが多いので
触ってみたわけですが、あくまでも他機種と比べて、ということで
4~5年前の機種となら、同じくらいだと思いました。
その分、GRシリーズやTC-1、CONTAX Tシリーズのような、
なんというか、質感というよりも手応えとでもいうものが
もっとあっても良いのかなぁと。
おそらく、そのあたりは文字を彫り込みにしてあるか、とか、
ダイヤルがアルミ切り出しだとか、そういう部分が
寄与する要素としては強いのではないかと。
その点でDP1をみると、素材にこだわったので、
外観はコストダウンしました、みたいな印象を
受けてしまうんです。
とはいえ、今はRICOHでいうとR-1の出た時のような
状況でしょう。
ですから、これから徐々にレベルアップしていくのでは
ないかと期待しています。
他社への刺激剤としても、頑張ってもらいたいなぁと
思っております。