各社のプリアンプを調べていて、NAGRAから「Melody」というモデルが出ているのを知りました。
ナグラというとテープレコーダーで一世を風靡したブランドで、私も昔、SNSなどに憧れた記憶があります。
コンパクトながら緻密で精細な作りで、サウンドは一度も耳にしたことがないものの、それでもあこがれの対象になったものです。
今回のMelodyを見てみるとその当時の緻密さをそのままに感じる内容で、ただのブランドイメージだけにとどまっていないのが良いですね。
製造しているKudelskiは軍用品を中心に他業種でも成功しているおかげで、当時のままの体制を維持できていることも良いのでしょう。
そんな懐古趣味的な想いはともかくとして、このMelodyはJazzという真空管採用モデルと兄弟関係にあるプリアンプです。
真空管でも実績のある同社ですけど、価格面で比較的リーズナブルに抑えるというてんではMelodyのほうが親しみやすいかと。
本体はわずか3kgというコンパクトさもナグラが作るとむしろそのほうが高級に感じてくるから不思議なものです。
本体内にも電源は用意されていますが、別売りの12V外部電源をLEMO端子でつなげる構造も拡張性があって良いですね。
なお、フォノモジュールもオプションで用意されています。
また、こちらは単体バージョンのBPSやVPSもあり、電源も9Vのバッテリー駆動ができるそうで、Mark LevinsonのJC-1のようなスタイルです。
それだけに価格はMelodyもフォノモジュールのBPSもそれなりに高価ですが、この緻密な感じは他では得がたい魅力ですね。
所有するのはなかなか難しいですが、せめて実際に聴けたら良いなぁと思います。
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