一時期、低域のダブつきや高域のバランス取りに苦労して導入していたONKYOのプリアンプ「P-308」ですが、その後、インシュレーターやケーブルなどでイコライジングやバイアンプ向けのアッテネーター調整も不要になりました。
それなら以前使っていたLINNのプリメインアンプ「MAJIK-IL」のプリ部でももう大丈夫かも、ということで戻してみました。
MAJIK-IL自体は高域側のパワーアンプとして使っていましたから、配線を見なおしただけですぐに試せるわけですけどね。
唯一、問題があるとすればプリアウトが一つしかないのでバイアンプでちょっと困るんですが、それはLK140のほうにアウトが用意されてるので一旦LK140に入れてMAJIK-ILに戻す形です。
これで現在の構成は以下のとおりになっています。
[ デスクトップシステム ]
パソコン: Apple Mac mini
USB-DDC: JAVS X-DDC(電源:第一電波工業 GSV500)
DAC: ATOLL DAC-100
CDP: SONY CDP-557ESD
Pre Amp: LINN MAJIK-IL
Power Amp: LINN LK140(低域側), LINN MAJIK-IL(高域側)
Speaker: DALI Royal Menuet II
パワーディストリビューター: LOG AUDIO LD2000USBケーブル: 電源線切断延長ケーブル + SUPRA HiVi付属ケーブル
デジタルケーブル: LINN Black Cable(DDC) / CHORD Prodac Pro(CDP)
音声ケーブル: Mark Levinson OFC(DAC-pre), LINN Black Cable(pre-LK140), Nordost Enchantress(LK140-MAJIK)
スピーカーケーブル: MONITOR COBRA 6S(高域側),Chord Carnival SilverScreen Bi-wire(低域側)
電源ケーブル: LK140付属ケーブル(DAC100), Wire World STRATUS Series 5-2(MAJIK-IL), Zonotone 6N2P-3.0 Meister(LK140)
肝心の音の具合ですが、やっぱりプリが変わると色合いが変わりますね。
まさに黒箱時代のLINNのサウンドという色合いなんです。
やや薄暗さがあるものの、しっとりとした音楽性豊かなものになりました。
ONKYOも古いながら素直なサウンドで、Hi-Fiという点ではLINNよりも優秀なのかもしれませんが、生っぽさというか楽器らしさが出てくるのがLINNのメリットかと。
以前は気になっていた中低域のカブりも音の厚みにつながってくれて、なんとなく芳醇な木樽のような香りを思わせるところなど、思い込みや思い入れもあるとは思いますが、やっぱり地域性が出るのかなぁと不思議な感じです。
もちろん一長一短あって、ジャンルを選ばないという点ではONKYOのほうが扱いやすかったり、やっぱりアナログボリュームの感触が恋しかったりとかもあります。
なによりMAJIK-ILは電源を入れるとボリュームが必ず30になっちゃう(通常は5くらいで聴いてます)という欠点があるんですよねぇ。
アナログプレーヤー用の環境を整えたいというのもありますし、音色の傾向なども含め、プリアンプ選びもぼちぼち進めたいところです。
その前にまた手を出したケーブルが近々届く予定ですから、まずはそれを加えてのチューニングが先ですけどね。
(当サイトでは、Amazonアソシエイトをはじめとした第三者配信のアフィリエイトプログラムにより商品をご紹介致しております。)