富士フイルムからコンパクトな高倍率ズームデジカメ「FinePix F1000EXR」が2/8に発売になるそうで。
Fシリーズも当初は大きめの素子を使ったモデルから始まったものの、最近はすっかり高倍率ズームコンパクトになりました。
今回もF900EXRの後を継ぐ形でとうとう千番台の型番になりましたね。
像面位相差は引き継ぎつつ、動画撮影時のAF速度を向上させたり、手ブレ補正機能を強化してきています。
他にもスマートフォンからのリモート撮影やアドバンストフィルターなどといろいろと多彩になっていますが、だからといって手持ちのコンデジからの買い替え対象になりうるかというとちょっと微妙かな。
スマホとの差別化を考えた時に500mm相当の望遠はたしかにセールスポイントとしては重要なのでしょうが、実際には手ぶれ補正をもってしてもまだブレがちなんですよね。
そこになにか大きなブレイクスルーでもない限りはオマケくらいにしか見てもらえないんじゃないかと。
むしろ沈胴で飛び出さないと使えないというデメリットのほうが目立ってしまうように感じます。
私の勝手な意見としては、コンデジは単焦点広角と屈曲系が使い勝手が良い印象なんですよね。
沈胴レンズを装備するにしても電源オン時の広角側の場合には飛び出さないままで使える、なんていう仕掛けにできればずいぶん使い勝手が違うかも。
また、新機能追加に埋もれてひっそりとRAW記録が削除されているのが非常に気になります。
Fシリーズは以前からRAWに対応したり非対応になったりを繰り返しているんですよねぇ。
xTransを搭載したからCPUパワー不足で…といった明確な理由があるのなら多少は理解できますが、今回もEXR CMOSですし…。
そうしたブレが他の機能にも見られるように感じられる状態ではユーザーはなかなか手を伸ばさないのではないかなぁという気がします。
F1000EXRというきりの良いタイミングでそれが見られなかったのはちょっと残念ですが、今後に期待したいところです。
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