先日のCESでMark Levinsonから新しいプリメインアンプ「No.585」が参考出展されていたようで。
マークレビンソンは最近気になるブランドではありますが、正直このNo.585や同時出展されたモデルはどうも私の同ブランドに対するイメージとは違うような気がします。
どうしてもマークレビンソン氏がいた頃のモデルの印象があって、マークレビンソンというと薄型のプリと外側に大きくせり出した放熱板を持つパワーアンプのイメージがあるんですよね。
今回のはそのどちらとも違って、デザインのテイストこそマドリガル時代になってからのマークレビンソンっぽいものの、なんとなくMcIntoshを彷彿とさせるような雰囲気を感じるのは気のせいでしょうか。
まぁ見かけはあくまでも音には関係ないということで、No.585のスペックも見ていきますが、こちらもこれまでとはちょっと違う様相です。
デジタルサウンドへの対応をコンセプトに、とのことで、光・同軸デジタル入力やUSB-DDC機能まで持っています。
DAコンバーターやSACDプレーヤーなら搭載歓迎ですが、この価格帯で何でも屋的な製品はあんまり欲しくはないかも。
ただ、USB入力では32bit/192kHzまでのPCMやDSDネイティブ再生対応など、それこそそちらを専業とする製品を超えるスペックで出してくる辺り、かなり注力しているように思われます。
それでもサブウーファー用の出力端子とか、やっぱり目指してる方向がイマイチ分かりづらいですね。
たしかレクサスにマークレビンソン銘のカーオーディオが搭載だったかと思いますが、そういう客層をターゲットにしてるのかな。
ちなみにあれはマークレビンソンと同じハーマングループのHarman Becker社が製造しているみたいです。
まぁ私には高値高嶺の花ですけど、同じハーマンという意味ではむしろ、PROCEEDが気になっています。
以前、マドリガルが出していたMark Levinsonの弟分ブランドですが、最近は出てないようですね。
さらに昔にはHarman/Kardonブランドのアンプもありましたけど、あれはだいぶ違うテイストで、むしろネルソン・パス氏の色合いが強かったように記憶しています。
ブランドといってもやはり設計者の意向が色濃く出るわけで、そういう意味ではトム・コランジェロ氏が手がけたCelloやVIOLAを一度聴いてみたいところです。
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