LINN導入以後、細々と調整するものの、どうしても定位が不安定だったりすることがあり、セッティングの問題かなぁと思っていたのですが、どうやらその原因の一つが判明しました。
タイトルに答えが書いてありますけど、NordostのRCAケーブル「Enchantress」がどうも接触不良気味なことが原因だったようです。
導入当初はDACとMAJIK-ILの間で、その後は高域側のパワーアンプに使っていたわけで、たしかにそう考えるとなんとなく自分の感じていた不満と一致する気がします。
もちろん、テスターで分かるようなハッキリしたものではなく、微妙に歪みが増えるような感じなんですよね。
ボリュームのガリオームみたいな雰囲気といえば分かっていただけるかと。
原因はほぼ分かっていて、このケーブルに使ってあるノイトリックのRCAプラグ「NYS352G」かと。
このプラグ、優秀ではあるんですけど、総じて緩いということで有名なんです。
国内のオーディオ機器だとメス側がやや大きめな感じで問題ないんですが、海外製品はどうも少し小さいように感じるんですよね。
当然、プラグのアース側をペンチで締めているんですけど、どうしても均等にはならないところがあって、接触が不安定になるのではないかと思われます。
プラグのアース側の先は4つに割れてるんですけど、どうも4つ均等ではなくて対向する2つを締めるのが良いらしいんですが、音質云々の前にその信頼性では安心して使えませんよねぇ。
ということで一旦、Enchantressには引退してもらい、当面はinakustikに代役を務めてもらうことにしました。
音質的にはやや硬い方向になっていますけど、不安定になるよりは安心ですからね。
まぁ次の一手も考えてありますし。
もちろんEnchantressも引退したまま、というわけではなく、先ほどの「次の一手」の次辺りの策として、プラグを交換してまた活躍してもらおうかなぁと。
今回の接触不良を反省点に、交換する場合はコレットチャック式(プラグ側のねじ込みでアース側が締まる仕掛け)にしたいところです。
さらにケーブルのみを交換して楽しめるように、できればネジ留めで対応できるプラグが欲しいですね。
「自作でオーディオアクセサリーpart.2」の特別付録で付いてくるプラグはネジ留め可能ですが、オヤイデで売っている「RP-1013ZARH」だとロジウムメッキになっていて、これも良いかも。
FURUTECHにもたくさんあって、FP-106(R)やFP-108(R)、CF-102(R)、それにFT-111(R)とFT-111(G)などがあるようですが、微妙に違いがあってもお値段はほぼ同じでどれが良いのやら…。
あえてネジ止めにこだわらず、ハンダ付けで選んだほうが好きなブランドを色々楽しめるのかもしれませんね。
そうなれば、それこそ先日挙げたTIFFANYスタイルのプラグなんてのも良さそうで、これはこれで色々と遊べそうな予感ですが、まずは「次の一手」を待ちたいと思います。
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