audioquestのデジタル同軸ケーブルのニューモデルが4月下旬に発売予定だそうで。
登場するのはCinnamon、Carbon、Diamondの3グレードで、Cinnamonは1.5%シルバーコーティングLGC導体を使ったエントリークラス、Carbonは5%シルバーコーティングLGC導体のミドルエンド、Diamondが100%パーフェクトサーフェスシルバー導体で72V DBS搭載の高級クラスになります。
同軸といっしょにAES/EBUも出ますが、こちらはCarbonとDiamondのみです。
気になる価格はCinnamonが1.5mで9,900円(税抜)と、それなりに高級ではありますが、海外ショップでも9000円台ですからほとんど似たようなものです。
4月というと消費税はもう上がってますけど、これはメーカー希望小売価格ですから、実質的には輸入するより正規代理店で購入したほうが良いでしょう。
D&Mは全般に輸入製品の価格が安めに設定してくれていて良心的ですね。
audioquestというともう一つ注意事項があって、それが偽物の存在。
某オークションなどを見ても超高級グレードのケーブルがたくさん出回っています。
偽物でも構造はそこそこ似ているし、見た目は印字やプラグ形状などが少し違う程度と精巧にできているらしいんですが、メーカーは開発費も含めて頑張っているわけで、安易にコピー商品に手を出すことは避けたいところです。
その点では正規代理店はもちろん、海外ショップも信頼できるところからの購入なら安心ですね。
そんなコピー商品も積極的に真似しているのが、Diamondで採用されているDBS(ダイエレクトリック・バイアス・システム)です。
最近はケーブルの中心に絶縁体を置く配置が流行ってますけど、それをさらに拡張して中心部と周縁部の絶縁体内に信号用とは別の導体を設け、ここにDBSで直流電圧を掛けて電界を作るもののようです。
TransparentやMITなどのようにケーブル途中に「箱」が付いてるのもちょっとビックリしますが、DBSみたいにケーブルに「電池」というのもなかなか変わってますよね。
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