ケーブル熱がそのままカートリッジに移行したような状況ですが、今度はオルトフォンの現行モデル「2M Red」をゲットしてみました。
オルトフォンというとコンコルドデザインのDJモデル、MCカートリッジ、そしてSPUの3シリーズが有名ですが、私らしくMMの2Mシリーズからチョイスしてみました。
95周年限定モデルでヘッドシェルが付属しているというのも選んだ理由です。
付属しているヘッドシェルは市販のSH-4というモデルですが、限定色の赤で統一されています。
剛性などは先日のADCと比べるともう一歩かもしれませんけど、これ単体でも数千円しますし、ヘッドシェルの付け替えも結構大変ですから最初から付いてるのは有難いです。
シリーズの中ではいちばん下位に位置していますが、どうやらその上のBlueとは本体がほぼ同等で、針交換でBlue相当にグレードアップできるというのも良いかなと。
早速聴いてみると、オーディオテクニカと比べると高域側は刺激が少なめで、情報量よりも響きの豊かさに振った印象を受けます。
静寂感が高く感じるのはやはり最新(かつ新品)で、歪みが少ないことがそうした印象を与えているのでしょう。
基本的にはクラシックのほうが相性が良いようで、大雑把に言ってしまうと、うちのスピーカー、Royal Menuet IIみたいな鳴り方だなぁと。
もちろん最新のカートリッジということもあり、ディスクに意外と忠実なところは現代的に感じる部分もありますが、カートリッジでもやっぱり国産と海外製品はちょっぴり味付けが違うようです。
また、いくつかカートリッジを聴き比べていくことで、他の部分の傾向も見えてきました。
先日修理したP-308のフォノイコライザーの音傾向から逃れられない部分もありますし、意外とヘッドシェルやリード線、ワッシャーなども要素として大きそうです。
プリアンプはすぐに替えるわけにもいきませんし、それ以外のところでこれからも工夫をこらしてみたいところです。
それにしてもアナログディスクは色々と替えてみる部分も多くて楽しいですね。
手持ちのディスクが限られるのがやや難点ですが、まだまだしばらくは楽しめそうです。
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