ケーブル熱は冷めたはずなんですが、あまりにも安くなっていたAtlas Cablesのデジタルケーブル「Compass Digital Coaxial」があったのでゲットしてみました。
安かったのには知名度以外にも多少理由があって、実は上の写真の側(送り出し)はRCAなんですけど、反対側はBNCなんですよね。
我が家にはあいにくBNCで接続する機器はないんですけど、父が使っているAccuphase DP-75にはBNC入力があったので、そこで使ってもらっても良いなと。
ただ、譲るにしても一応動作確認しておいたほうが良いですし、BNCメス-RCAオスの変換プラグを調達しました。
変換プラグは安いものですが、近所で売ってないというのが難点ですねぇ。
あとオーディオ用途といった感じの高級っぽいのもあんまり見当たりませんでした。
とりあえずこれで動作確認に支障はありませんから、CDプレーヤーとATOLLのDAC100を繋いで聴いてみました。
以前購入したElementに傾向としては似ていますが、もう少し艶がある方向性です。
それまで使っていたCHORD Prodac Proと比べるとやや重心が軽い印象もありますが嫌味ではなく、現代性と情緒感が両立したバランスのサウンドです。
むしろ低域の柔らかさがなくなりスッキリした静粛感のある雰囲気なので、こちらのほうが良いと捉える向きも多いのではないか、と思うくらいです。
構造としては芯線は5NのOCCの撚り線で、網線は5NのOFCとなっています。
プラグはどちらもネジ留めになっているのでBNCプラグを交換してしまうことも可能だというのも市販ケーブルでは面白いところです。
さてここで元のCHORD Prodac Proに戻すと、こちらはやっぱり聴き慣れた音です。
やや音楽性寄りに演色された傾向は感じるものの、ボーカルや楽器が際立つ印象ですし、うちのシステムとはこっちのほうが相性が良いかな。
逆に父親はスッキリハッキリした音が好きなはずなので、Compassはプラグ交換せずにBNCのままで(念のため、変換プラグも付けて)プレゼントしようかと思います。
ちなみにAtlas Compassはまだ海外通販では売られていて、ちょっとばかり処分価格になってるので、音傾向が合えばかなりお買い得ですよ。
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