Pioneerからアナログプレーヤーの新製品「PLX-1000」が9月上旬に発売予定だそうで。
私もアナログレコードをまた聴き始めたところですが、まさか国産オーディオメーカーから新製品が出るとは思ってもみませんでした。
海外勢や高級モデルはそれなりに出ているので、全体から見ればそんなに珍しいことでもないんですけどね。
もう一つ驚かされたのが、かの名モデル、Technics SL-1200MK6に瓜二つという点でしょう。
すでに製造終了だから良しとしたのか、それともOEM製造してたところで生産するのでしょうか。
任天堂向けのスピーカーの時みたいに技術協力:Olasonicみたいな感じで、Panasonic側の協力を得ている可能性もありそうです。
#そうでなければ訴えられてもおかしくないレベルで似ています…。
ただ、ちゃんと「違い」もそれなりにあって、まず起動トルクが4.5kg・cm以上とSL1200シリーズの1.5kg・cmよりずいぶん強力になっています。
定速回転まで0.3秒だそうで、主にDJ用途としての強化でしょう。
オーディオ的な観点からすれば起動トルクが高いことよりもイナーシャが高いほうが良い面が多そうですし。
また、RCAケーブルも直生えではなく、RCA端子が装備された形です。
端子にはTADで採用されているパーツが採用されてるらしいですけど、プレーヤーの場合、むしろ直生えのほうが接点が少なくて良いという気もしないではありませんが…。
他にもトーンアーム内部にゴムチューブを貼ったり、筐体の底に厚さ9mmの振動抑制材を付けたりと、誤解を恐れずに言えば「SL1200MK7」みたいな内容になっています。
ただ開発には同社PLシリーズの開発OBも参加してるそうで、そこもExclusiveではなくて?という皮肉は別にして、厳しい同社の中では精一杯の思いを込めた製品になっているように思います。
お値段も74,000円前後の予定だそうで、かなり頑張ってるほうではないかなと。
私のようなオーディオマニア受けが良いモデルではないかもしれませんが、実際にはそういったニーズにもしっかり応えられる完成度になっているだろうと思います。
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