フェルトで作ったターンテーブルシートが思いのほか良かったこともあり、似たような素材の市販品を探していて、トーレンスからコルク製(とゴム複合の2種)のターンテーブルシートが出ているのを見つけました。
素直にそれを買えば良いんですけど、そこはまず自作で試してみようということで、ホームセンターから4mm厚のコルクシートを調達してきました。
400x300x4mmというものですから、シートを作るにはもってこいのサイズです。
厚さは他にも2mm、6mmがありましたが、お値段はさほど変わらないのでターンテーブルシートの厚さとして良いものをチョイスすればよいかと。
コルクはどうしても粉が出る傾向もあるので、フェルトはそのまま盤面側に使おうと思ったこともあり、4mmを選びました。
作成はなるべくキレイに丸くカットすべくカッターを使ってやってみましたが、やっぱりかなりガタガタになりますねぇ。
そういう部分では市販品はやっぱりキレイですから自作とは比べるまでもないでしょうが、音傾向を確認するには十分です。
なお、周囲からコルク屑が落ちるのを防ぐため、木工ボンドを切断面に塗っておきました。
音質的には木質的な音色が加わる印象で、見た目通りといえばそれまでですが、スピーカーの下に使った時のような弾力感のある感じではなく、もっと密度のある木質感です。
むしろ下のターンテーブル素材のアルミっぽさがほぼ抜けたといったほうが正しいのかもしれません。
フェルトとの相性も抜群で、フェルト単独の時以上に静電気が防げているというのがまずは最良の効果です。
アナログ(実際にはデジタルもだけど)は何をやっても変わる、と良く言いますが、ターンテーブルシートは意外と重要な要素のような気がしています。
スピーカーでいえばインシュレーターの効用と似ている部分もあり、プレーヤーやカートリッジの音傾向を整えるには良いポイントかと。
もう一つのターンテーブルシートの目的でもあるハウリングマージンという点ではゴムが良いのかもしれませんが、こうしたサウンドコントロールの観点ではゴムよりも向いている素材はたくさんありそうで、色々試したくなりますね。
ということで、我が家の「ドーデンス」(と紗羅に命名された)はヤマハのプレーヤーをちょっとだけトーレンスっぽいサウンドに変えてくれました。
いずれはプレーヤーそのものが入れ替わってしまうかもしれませんが、それまではかなり色んな実験台になって頑張ってもらいたいと思います。
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