TEACからフォノイコライザーにUSB出力まで装備したアナログレコードプレーヤー「TN-350」が11月下旬発売だそうで。
このところ各社からなぜかアナログレコードプレーヤーが出てますけど、OEMっぽいものが多い中ではこれがわりとしっかり作ってあるかなと。
TEACは元々あんまりレコードプレーヤーを出してたメーカーではないので、これもトーンアームなどはどこかのOEMなんでしょうけど、あっさりすぐバレるような感じじゃなく、しっかり練られた印象を受けます。
USB出力が16bit/48kHzまでというのが中途半端で、せっかくハイレゾ流行りなら24bit/96kHzまでは行っておけば良かったのに…とは思いますが、オマケくらいに考えておけばよいでしょう。
むしろフォノイコライザー内蔵の手軽さを持ちつつ、実は背面スイッチでこれをオフにして外付けフォノイコライザーに任せることも可能というのがグレードアップも考慮してあって良いなと。
フォノイコライザーのウリとしてオペアンプのNJM8080が写真入りでドーンと推されてるのはプリメインアンプや簡易的なフォノイコだってこれと同程度かそれ以下だと分かっちゃいるものの、ちょっと寂しいですからね。
ちなみにUSB出力もフォノイコライザーをオフにしたらオフになるのかな?
電源は順当にACアダプターにして、DCモーターを使いつつ、ゴム製ベルトドライブというのも価格に見合って無理をしてないのが良いです。
カートリッジも餅は餅屋で、あっさりaudio-technicaのAT100E相当と種明かししてありますし、社内でレコードに思いのある人が企画したのかもしれませんね。
そんなオーディオテクニカはAT100Eを7,000円から9,400円に値上げするというニュースが。
さすがにそれは織り込み済みかと思いますけど、「今後も安定供給を維持していく観点から」の値上げだそうですし、交換針も安定的に入手しやすいでしょうから、ここも良い点だと思います。
私などはすぐに中古に目を向けてしまいますけど、やっぱり新品でないと…という方も多いでしょう。
古いターンテーブル、特にダイレクトドライブは意外とサーボ回路がおかしくなっているのが多くて、故障するケースも多いようです。(そもそもが数十年物ですから仕方ないんですが。)
そういう点でも比較的始めやすい価格のプレーヤーが出てくれるのは嬉しい事だと思います。
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