RATOCからiOS機器対応のUSB-DAC搭載ポータブルヘッドフォンアンプ「REX-KEB03」が4月下旬に発売予定だそうで。
Lightningコネクタ搭載のiOS機器やAndroid端末、WindowsにMacとのUSBケーブル接続対応はもちろん、光デジタル出力を装備したDAPなども想定したデジタル入力も持ったデジタル入力専用機です。
DACにはESSの「ES9018K2M」を搭載しているそうで、DSDにも対応しています。
また同社が注力しているバランス対応も建材で、バランスヘッドホン出力にはTIのTPA6111をBTLで左右それぞれに搭載しています。
アンバランス端子のほうは別個にTIのTPA6138Aと別のアナログフィルターを搭載していて、ここにDACからのバランス入力とDirectPathによるOCL出力という、なかなか凝った構成です。
ちなみにDirectPathというのはアンプ自体は単電源で動作するものの、チップ内部のチャージ・ポンプを使用することでアースラインをゼロ電位にして動作することでOCLを可能にするもののようです。
バランス出力のほうは変わらず2.5mmモノラルで、挿し間違いや入手性などからするとこれが一番無難なんでしょうね。
あとは他社との規格統一が上手く行けば良いんですけど、変換プラグをかまさなきゃいけないようだと面倒です。
全般にはRATOCらしい真面目に取り組んだ、しっかりとしたポリシーがあるモデルに仕上がってるように思います。
店頭予想価格は4万円前後とやや強気のようですが、バランス駆動でうまくニーズが合致する方は試聴してみる価値はあるかと思います。
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