LUXMANから純A級プリメインアンプ「L-590AXII」が6月下旬に発売されるそうで。
純A級のプリメインアンプというと、私の世代にはL-550を懐かしく思い出しますが、あれが1981年発売なんですね。
34年前で25万円でしたから、今回の58万円はむしろ安いと言えるのかも。
出力は30W+30W/8Ωとやや小ぶりではありますが。(L-550は50W)
私も以前は5L15やL-68Aを使っていましたから、なんとなく懐かしい気もしています。
その時代と大きく違うのはアッテネーターで、88ステップの電子制御の「LECUA1000」が搭載されています。
ラックスマンのボリューム類って意外とガリオームが出やすいイメージがあるので、ここがガリの心配がないのはだいぶ安心感があります。
最近は保証期間も延びていますし。
また、ラックスマンのプリメインアンプはプリ段がシンプルめで、パワー段と一体化された方向性のものが多かった記憶がありますが、これはC-900uとすら同等というディスクリートバッファ回路が搭載されているとのこと。
しっかりPRE OUTもありますし、この辺りはAccuphaseの同価格帯とのライバル視もしているのかな、という気もします。
最近の動向に合わせて、MM/MC対応フォノアンプも搭載していて、一台あるとシステムのかなりの部分を占めることができますね。
逆にDACを搭載したりしないのはやはり老舗らしいところですし、ヘッドフォン端子もありつつもシンプルなアンバランス端子のみですから、そちら方面に使いたい方とは方向性がやや違うかも。
いわばスローオーディオとでも呼べそうな分野で活躍しそうなアンプだと思います。
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