PioneerからあくまでD級アンプにこだわったプリメインアンプ「A-70A」やそのシリーズモデルが9月下旬に発売になるそうで。
私はDAC内蔵モデルは興味がないので、「A-70DA」と「A-50DA」の紹介は割愛します。
DAC内蔵の利便性は多少あるのかもしれませんが、クラスDではどうせアナログ変換とPWM変換が入るわけですし、壊れた時に両方とも使えなくなる可能性が高いですから、趣味のものとしては面白みに欠けるかなと。
で、残った「A-70A」は税抜210,000円とかなり上級クラスのプリメインです。
どうしてもDirect Power FETを使ったというD級パワー部に注目が集まりがちですが、私はプリ部の充実に興味があります。
独立したトランスも用意されていますし、MC/MM対応のフォノイコライザーも搭載しています。
D級アンプはある意味、ノイズ源みたいなところもありますが、シャシーを分割したり基板を分けたりしてノイズ対策はされているようですね。
ただ、二重構造シャシーは日本メーカーの悪いクセで、ただ重くして見かけを立派にすることに重きを置いているようにしか思えません。
外側にお金をかけることで音が変わらないとは思いませんが、この価格帯ならまだ内部に投資すべき点がまだまだあるはずです。
真鍮削りだしインシュレーターについても同様ですね。
興味がないと書いておきながら、これだとバランス入力やMC非対応でDACを積んだA-50DAとほとんど変わらないんじゃないか、とすら思えます。
こういう無理なモデル展開はやめにして、自社がこういう路線でいくんだ!というポリシーがハッキリした1モデルを出したほうがビジネス的にもユーザーにとっても無駄がないような気がするのは私だけでしょうか。
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