いつものシチズン好きらしく、CITIZENの自動巻き時計「CUTLASS」をゲットしてみました。
短剣という意味のカトラスは1960年後半当時、かなりの高級モデルだったもので、薄型のケースが特徴でした。
今回入手したものは比較的よく出回っている33石のものではなく、27JEWELSですが、それでもかなり石数の多いムーブメントが採用されています。
製造番号から1969年製だと思われますが、姿勢差も安定していて、当初は-60秒程度だったので、緩急針調整で±10秒程度になりました。
18000振動というのも同時期の国産モデルより精度が高い理由になっているのかもしれません。
腕につけているとやや進む傾向で、平置きだとやや遅れる傾向です。
デイデイトというのも当時としては高級モデルの証ですが、曜日は2段引きの時間送りのみでクイックチェンジはできません。
日付は1段引きでクイックチェンジできるので、その辺りは今のアナログ時計の基本的な操作系の過渡期だったのか、それとも薄型のムーブメントが優先されたのでしょうか。
ちなみに秒針ハック機能があったり、リューズによる手巻きも可能なのは、さすがに当時の高級モデルといったところです。
ややレトロなデザインではありますが、なぜか気に入っていて、自動巻きの中でも実際に使う頻度が高い腕時計のルーティーンの中に入っています。
せっかく精度も維持してくれていることですし、メンテナンスもしてあげたいなと思っているところです。
ちゃんとしたオーバーホールもいずれはしたいところですが、とりあえずリューズでのゼンマイ巻きがやや重いので、シチズンのAO-2でも入手して自分で注油してみようかなと企てていたりするのでありました。
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