Audinstの久々の新作USB DAC付きヘッドフォンアンプ「HUD-DX1」が11/27に発売されるそうで。
今回はついにDSD対応ということで、5.6MHzまでのDSDに対応していますし、32bit/384MHzのDXDにも対応です。
DDC部にはXMOSを採用し、DACはES9018K2Mが使われています。
また光デジタル入力もあり、こちらは24bit/192kHzまでの対応です。
その代わり、お値段はやはりだいぶ上がるようで、店頭予想価格は45,000円前後とのこと。
HUD-mx1の頃は1万円台でしたから他に競合も少なかったですが、この価格帯だとかなりライバルもすでに乱立気味ですからねぇ。
なお、電源も基本はUSBバスパワーですが、12~15VのACアダプタでの利用が推奨されています。
それなら、このお値段なんですし、最初からACアダプターくらい付属させてほしいと思いますけどね。
もう一つの特徴としてはオペアンプが交換可能になってる、ということですが、もうこれも今となってはそれほど売り文句にはならないかな。
そもそも標準でMUSES8920が使われていますから、それより良いものを付けると、さらに合計価格が上がってしまいますし…。
なお、ユーザーによるオペアンプ交換は「可能」ではありますが、「保証致しません」だそうです。
あとはヘッドフォンアンプ部の充実に期待ですが、こちらもTPA6120A2を使ったもので、ヘッドフォンアンプキットなどでもよく使われているものです。
流行りのバランス対応もしておらず、ステレオ標準とステレオミニのみです。
唯一面白い取り組みとしては、出荷時の状態では適合インピーダンスが32~300Ωなのを、基板上のジャンパー変更で600Ωまで拡張できるところくらいでしょうか。
逆に言えばジャンパー切り替えしないとハイインピーダンスのヘッドフォンには対応できないということでもありますが…。
とまぁ、全般的に厳しい評価になっていますが、音を聴いてみないとホントの評価はできないというのがオーディオ機器の面白いところでもあります。
良い意味で期待を裏切ってくれる仕上がりであることを願いたいところです。
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