Olasonicさんからお借りしているUSBスピーカー「TW-S9」ですが、私にしては珍しくWindowsのノートPCで試してみることにしました。
SSDに換装し、Windows 10を導入したdynabookでのテストです。
Windows 10対応を確認したかったから、というのもありまして、そちらはOS標準ドライバで全く問題なく動作してくれました。
また、試聴用の音楽再生にはWindowsでは定番であろうfoobar2000を使用します。
もちろん、WASAPI output supportを導入して、音質面では万全を期しました。
一聴して感じるのはMac miniの時よりも音が繊細で、仔細にわたって洗練された音色であるという点です。
SSD搭載によるノイズ源の減少というところも効いているのかもしれないですし、Windows 10でずいぶんMacとの差が縮まったというのもあるのかも。
Mac miniではTW-D9HDMのほうが有利な部分も感じたのですが、こちらでは遜色ないどころか、自然さで上回ってる部分もあります。
ただやはり、音の力強さという点ではTW-D9HDMに多少譲る部分もあります。
その反面、どういったわけか、ある程度ボリュームを上げないと本来のバランスで鳴ってくれないように感じる側面もありました。
ボリュームの数値でいうと16では低域に物足りなさがありますが、22くらいまで上げるとしっかり鳴ってくれます。
フルレンジユニットのマグネットが強力なのもあって、ある程度パワーを入れないと動きが重いのかもしれず、それに比べてスーパーツィーターのほうはリニアリティが高いからではないか、と推測しました。
TW-S7の頃はやや目立っていたホワイトノイズですが、こちらはTW-S7より減っています。
もちろん全くないわけではありませんが、気になる場合はTW-S9のアナログボリューム側で絞り、PC側のボリュームを上げたほうが目立たないようです。
ただし、それでもTW-D9HDMよりはやや多いように感じました。
良いなと感じたのはやはり高域寄りで、やや小編成のヴァイオリンの艶が際立つのはスーパーツィーターの効果でしょう。
セッティング間隔は少なくとも80cmくらいは離して、やや内振りすると高域もしっかり耳に届いて定位も明瞭なものになりました。
当然ながら置き場所にもずいぶん左右されるので、あまりディスプレイ脇の窮屈なスペースに置かないのが良いのは、TW-D9HDMと同様です。
どうしてもPCスピーカーという特性上、デスクトップに「ポン置き」になりがちでしょうが、場合によっては下にインシュレーターを使用して耳との高さをなるべく揃えるなどの工夫次第で、さらにその実力を引き出せるのではないかと考えられます。
次回はもう一つの大きな変化点、アナログ入力についてレポートしてみたいと思います。
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2 Responses
11月 25th, 2015 at 7:57 AM
お早うございます。
高域はディフーザーでも付けない限り、指向性が強いのでセッティングが物を言いますね。
11月 26th, 2015 at 4:00 PM
shigechanさん、コメントありがとうございます。
同軸でフルレンジ側から見るとツィーターがディフューザー的な枠割もしていて、よく考えらえてるなと思います。
ハイレゾ音域ともなれば指向性はかなりのものですから、向きと高さは重要だと思います。
ただ、ラフにセッティングしてもなかなかのもので、他のPC用スピーカーとは一線を画すものですけどね。