しっかりしたフォノイコライザーを積んだプリアンプが欲しいと狙っていたところ、弟たちが出物を見つけてくれました。
Accuphaseのプリアンプ「C-200V」です。
C-200シリーズ最後の製品ということで、MCがハイゲインイコライザになっていますけど、その分、現代的な作りになっている部分もあり、C-200Lとどちらかが候補だと思っていました。
それにC-200Vのほうが出物が少ないですからね。
1987年発売ですから、昔持っていたE-405と時期としては近いことになります。
ただ、プリアンプだけのこの巨体というのはやはりセパレートの格を感じます。
消費電力は40Wですが、発熱はそこそこあります。
ちょっと試させてもらったC-222に比べれば、そんなに熱くなるほどではないですが。
特徴的なのはプレゼンス・イコライザーでしょうか。
40Hz/100Hz、500Hz、2kHz、8kHz/20kHzの4バンドで、ちょっとしたグライコ並みのトーンコントロールが可能です。
音質への影響も非常に少ないようで、ちょっと試してみた感じ、ルームアコースティックやスピーカーのクセが気になるなら積極的に使っても良いかなと思えるものです。
さてセッティングを終えて、いろんな機材も貸してもらったりしながら色々ためしましたが、やはりプリアンプがしっかりしたことで、大幅に底上げができたな、という点がいちばん大きいかと。
フォノイコライザーもノイズが非常に少なく非常に優秀ですが、CDのほうも恐ろしいほど変化があって、ビックリしています。
パワーアンプは当然そのままなんですけど、スピーカーの駆動力まで上がったように感じるから不思議なものです。
Accuphase DP-75も持ってきて聴かせてもらったせいもあり、ウィークポイントも色々表出してきて、CDプレーヤーのトランスポートによる違いが明確になり過ぎて困ったことになりました。
その件は色々試行錯誤したので、その経緯も後日書いてみたいと思います。
レコードはこれがホントに同じ音源なのか?と思うくらい、前述のとおり、ノイズが減って、ヘッドフォンで聴いても素晴らしいものになりました。
これなら録音してハイレゾ音源に仕立てても面白いかも。
MMカートリッジでも以前よりはずいぶん良くなりますが、やっぱりMCカートリッジは別格ですね。
先日のスピーカーから急にシステムの大型化が進んでいますが、いつものように新製品とは無縁のラインナップで、興味のない方も多いでしょうがご勘弁ください。
これからも少しずつ楽しくパワーアップさせていければと思います。
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