ortofonのトーンアームケーブル「6NX・TSW-1010」をゲットしてみました。
トーンアームケーブルはプレーヤー導入当初から交換したいなと考えていたのですが、正直、なかなかコレという選択肢がなくて躊躇していました。
全般的に高価ですし、インターコネクトケーブルと比べたら種類も少ないですからね。
ただ、元々付いていたSAEC純正のケーブルは今でも高額で取引されてるようなタイプではなく、ごくごくシンプルな赤白ケーブルレベルのもので、どうもナローレンジに感じていたので、とりあえず新しくしてみようという基準で選びました。
そんな消極的な判断で選んだケーブルですが、実際には導入効果は絶大でした。
カートリッジを交換したくらいに違うと思いますし、ヘタするとプレーヤーの違いに近いくらい変わったのではないでしょうか。
元のケーブルがかなり古いものだったから、というところも大きいとは思いますが、それにしてもここまで違うものなんですね。
変化の具合としては、まずワイドレンジになりました。
高域の伸びはもちろん、重低音の充実は目覚ましいものがあります。
当初、ややDINコネクタが緩い印象があったので、DINの端子部分を精密ドライバで少し締める形にして、さらに抜け防止にビニールテープを巻いておきました。
この処置をすると、さらに低域を中心にしっかり安定感が出たように思います。
当然、ハムノイズは出ませんし、ハウリングマージンに変化はないものの、ハウリングの出方が低域寄りにシフトしたようです。
その辺りも影響しているのか、元々、スペック的にS/N比が高いプレーヤーの良さがさらに活きてきたように思います。
音色としても、楽器それぞれに濁りが減り、実体感がより高まりました。
結果的には「もっと早く変えておけば良かった」と思えるほどで、トーンアームケーブルの重要性を再認識した次第です。
MCカートリッジはなにしろ小さな電力を扱いますし、S字の別売りトーンアームは接点の箇所も多いですから、その積み上げも大きいからかもしれません。
向上したアナログ環境で、手持ちのレコードを少しずつまた聴き直すのがとても楽しみです。
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