M2TECHからUSB-DACにADC、さらにはフォノイコライザーの機能まで持った「Evo PhonoDAC Two」が11月下旬発売予定だそうで。
Evo DACはI2Sがある以外はわりとシンプルなDACでしたが、その後のEvo DAC Two PlusはUSB入力も装備したものでしたし、今回のはデジタル系はUSB接続と外部クロック入力と兼用になった同軸デジタル入力(BNCメス)のみとなっています。
DACにはES9018K2M搭載でDSDでの使用や32bit対応が目玉ですし、やはりUSBが主体という位置づけなのでしょう。
むしろメイン機能なのはADC側のほうで、こちらは通常のオーディオ機器だけでなく、レコードプレーヤーの入力にも対応しているのが大きな特徴です。
RCA端子自体は1系統なので設定を間違えると大変そうな気もしますが、MMどころかMCカートリッジにまで対応しています。
ゲインも0〜62dBまで1dBステップで調整できますし、負荷インピーダンスも10Ωから50kΩまで可変調整できるなど、かなりの本格派です。
それどころか、イコライジングカーブも多彩で、フォノカーブだけでなく、テープイコライゼーションまで装備し、デジタル処理によるイコライジングの恩恵をフルに活かしてあります。
逆に心配になるのはこれだけの機能をデジタル回路といっしょに小さめの筐体に収めてあるところでしょうか。
なにせ、W105xH46xD104mmで250gというサイズですからね。
電源はACアダプタですが、これも取説を見ると「9VDC、12VDC、15VDCのどれか1つ」だそうで、その辺りがなかなかイタリアンな雰囲気です。
また操作も基本的にリモコンで行いますが、リモコンもシンプルなものですから、液晶画面があるとはいえ、操作性がどうなってるかも気になるところかも。
あとはお値段ということになりますが、税別で180,000円とのこと。
デジタル処理することが気にならない、いやむしろ積極的に活かすべきという考えに共感できれば、待望の機材と言えそうです。
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