仕事関係の研修で、以前、写真プリントの実習を受けたことが
あるんですが、その時に知ったネタをひとつ、ご紹介。
写真をカメラやさんで同時プリントとかで、焼いてもらいますよね。
その写真の裏側って、見たことがありますか?
フジの「フロンティア」という機械が入ってるお店だと、下のような
文字が印字されてるはずです。
0XX NA 0ANA0N0 NNN 0 XXXX
私も細かいことは忘れちゃったので、「写真屋ウラ話」さんを参考に
させてもらいました。
はじめの3桁は注文番号です。
で、その次のNAはフィルムの種類と補正条件です。
最初の1文字がフィルムの種類だそうで、Nはカラーネガ、Bがモノクロ、
リバーサルはPといった具合です。
デジカメプリントだと、EかXあたりになってるのかな?
続く補正条件はAが「ハイパー自動補正」で、おそらく通常はほとんど
これでしょう。
補正なしならC、階調固定はB、0~2は標準処理とのこと。
そのあとの長い桁も補正の指定状態を示していて、最初の桁から
RP調処理の有無、粒状抑制(Aは標準、B:弱、X:なし)、シャープネス、
ハイパートーン(覆い焼き、焼き込みの自動処理)、硬軟調レベルと
いった具合に続きます。
で、NNNの部分が色補正で、CMYの順に並んでます。
ここがNNNとなっていたら、フロンティアの自動補正のままということに
なります。
ここは写真ごとに調整してくれてることが結構ありますね。
こまめにやってくれるお店は親切で丁寧なお店といえるかも。
で、そのあとは濃度と店番号だそうです。
とまぁ、写真の裏には実は結構な情報が隠れているんですね。
ここに書かれていない情報で、トリミングの補正なども店員さんが
やってくれることが多い項目です。
何気なくプリントに出していることが多いかと思いますが、
同じ機械でも店員さんの「こだわり」で、結構な差が出るんですよね。
ちなみに、私がプリントに出す際は、フジカラーの品質優良店に
選ばれてるお店に出すことが多いです。
大体、これに選ばれてるお店なら、大きなハズレはない気が
します。
皆さんも、気が向いたら、写真プリントの裏、気に掛けて見て
くださいね。
あと、いざという時のために、写真はプリントして残しましょう。(笑)
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4 Responses
8月 29th, 2007 at 10:52 PM
懐かしいですね・・・
丸3年ぐらいプリント業務に携わってましたが、色味調整は永遠の課題と思えるぐらい難しかった記憶があります。
ただ、店によっては基本的にNNNの状態でプリントするよう指示されることもあるようです。
焼き増しの時に色味が狂うことを避ける方が、クレームが少ないとのことだそうですけど・・・
8月 29th, 2007 at 11:14 PM
Sealandさん、コメントありがとうございます。
私などは、ちらっと囓っただけですが、
スキャン時の色調整でも、かなり苦労しますから。
デジカメプリントでも色味は補正しないことが
多いらしいですね。
個人的にはコントラストが高すぎるのが気になります。
CDにしてもらっても、その画像まで同じですしねぇ。
昔、エクター仕上げに出してた時は、不満のない
仕上がりで、高くても気に入ってましたけど、
今もあるんですかね?
8月 30th, 2007 at 12:12 AM
高コントラストなのは、致し方ない部分もあります。
その方が、顔や背景がくっきりはっきり見えて
多くの人がそちらの方を要望するので、
フロンティアに搭載のImage Intelligence(全自動補正機構)も
高コントラストに仕上げる傾向があるみたいです。
コントラストを抑えめにしたいときは、
「暗めにしてください」と注文するか、場合によっては
「完全に無補正でお願いします」と注文してもらえると、
ほとんどの店で対応できると思いますよ。
自分が現役の最後の頃に、リアラ仕上の受付が終了しました。
おそらく、エクター仕上も終了しているのではないでしょうか?
8月 30th, 2007 at 4:51 PM
Sealandさん、コメントありがとうございます。
一般受けするというのは、光沢紙でハイコントラスト
なのは仕方ないですよね。
ただ、マニアックな人もいますから、そこら辺のニーズを
少々高くてもカバーしてくれるところが出てくると
うれしいかも。
それがないから、どうしても自宅でフィルムスキャン、
プリンタで印刷という方向になってしまうのかも。
まぁ、プリンタドライバも標準だとハイコントラストですけどね。