Matrix 802 S2でバイワイヤリングも試しましたが、とりあえずシングルワイヤーでしばらくはやってみようかということでジャンパーケーブルを手配してみました。
最初は輸入や中古なども考えたのですが、なかなか良いものがなく、お値段も短いわりには高価なものが多いんですよね。
そこで、QEDのGENESIS-jr.JP4を国内調達(といってもヨドバシでしか見かけませんが)です。
ペンケースみたいなものに入ってますが、Assembled in Japanの記載もありますし、GENESIS-Jrとしつつも「GENESISスピーカーケーブル使用」となっていたり、なかなか正体不明です。
GENESIS-Jrは調べた限りでは純銀コート5N・OFC導体19本×9束だそうで、これはGenesisと同じだと思われます。
Genesisは左右が一つのシースに収納されていますから、左右が分離した中身だけなのがJrなのかな?
分かっていたことではありますが、かなりの太さですので802 S2のわりと華奢なスピーカーターミナルではちょっとショートの心配をしなくてはいけない感じです。
ただ、実際のターミナルの作りはしっかりしていて、Michell Engineering製のようですから、しっかり締めておけばまず大丈夫でしょう。
Yラグはラグ幅6mmと8mmに対応していて、USAの文字が見えます。
スミチューブもしてありますし、QEDはイギリスですが、もう何処の国のものやら分からない状態ですね。
音質的にはスピーカーケーブルを揃えてバイワイヤリングのほうが望ましいと思うのですが、あえてジャンパーケーブルにしたのは1組くらい持っておいても良いだろうという判断と、Genesisの実力を確認したかったという点、それにバナナプラグがしっかり奥まで刺さるようにYラグにしておきたかった、という理由からです。
バナナプラグも今はひとまずinakustikですが、アコリバ単線にアコリバのバナナプラグなどを気軽に試せるようにしておきたかったですからね。
そして実際の出音ですが、想像以上に変わるものだなと感じました。
方向性としては高域にRevelationを使った時の音傾向に似ていますが、Genesisの色合いがちゃんと出ているように思います。
高域の鮮度向上も大きいですが、何よりも低域の分厚さがまるっきり違ってきました。
おそらくジャンパーがどうこうというよりも、仮のジャンパーはわりと細かったですし、導体の太さが低域には効いてくるのかも。
この変化の方向を聴く限りでは、QED Genesis Silver Spiralのスピーカーケーブル自体も気になるところです。
ただ、さすがにフラグシップのケーブルだけあって、輸入しても結構なお値段になってしまうんですよねぇ。
Genesisでバイワイヤリングだとスゴいお値段になってしまいますし、Ruby Anniversary Evolutionが想像以上に良いのもありますから、とりあえず今のをリファレンスとしつつ、手持ちのケーブル類を色々試していくのが良いのかなと思っています。
そのためのベースとして、今回のジャンパーケーブルは買ってよかったなと思えるものでした。
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