ACOUSTIC REVIVEの消磁器「RD-3」はCDの消磁だけでなく、他のものでも効果があるそうなので試してみました。
ちなみにもっと大きなもの(アナログレコード)を消磁できるように「RL-30MKIII」というものも用意されています。
これならケーブルまるごとなどもOKそうですが、RD-3だとケーブル類のプラグ、スピーカー端子、スタビライザー、インシュレータなどに使えるかと思います。
ただし、そもそも磁石を持っているカートリッジやテープなどの記録メディアなどでの使用はNGですので要注意です。
最初はマイクロのレコードスタビライザーで試したのですが、これは真鍮製ですから本来は磁化しないはずですけど、RD-3を動かすとスタビライザーがブーンと震えているのが分かります。
純粋に真鍮だけでない成分が入っているということになりますね。
かなり大きなものなので完全な消磁が可能かどうかは分かりませんが、減磁させる効果は期待できると思います。
ダイレクトモーターのプレーヤーだとターンテーブルの上に載せたらまた磁化するかもしれませんけど、ベルトドライブならやってみる価値はありそうです。
ただ、音に関しては残念ながら体感するほどの違いは分かりませんでした。
続いて、CDプレーヤーで使っているXLRケーブルのプラグ部分を消磁してみます。
こちらはECI-50を使った接点クリーニングもいっしょにやりました。
やってすぐは音量がちょっと小さくなったように感じられ、ややこもった感じがしばらくの間ありました。
1時間くらい経って聴くと徐々に厚みが増してきて、音の芯がしっかり通ったようです。
感覚的には端子メッキの質が向上したような雰囲気とでもいったところでしょうか。
ECI-50の効果もあるとは思いますが、RD-3のほうは中低域以下の解像度を向上させてくれるような印象を受けました。
CDプレーヤーでの変化が良い感じでしたから、導入したばかりのQEDのケーブルの端子部分も消磁します。
ケーブルの傾向なのか、やや膨らみ過ぎる傾向があった音像が良い具合に締まり、余韻が繊細になりました。
こちらもECI-50を併用していますが、それとの相乗効果も素晴らしいものがあります。
CDの場合はある程度時間が経過したもののほうが効果が顕著でしたが、端子類は新しいものでも効果があるようで、むしろ素材による影響が大きいのかもしれません。
CDはもはや「やってないものはとにかく消磁!」というくらい、常用しています。
前回も書いたとおり、効き具合に差があったり、RIO-5IIのほうが好みの変化をすることが多いですが、RD-3のほうはディスククリーニングのような安心感があります。
逆に処理時に物理的なホコリを付けてしまうこともありがちですので、そちらもしっかり対策しておくことが重要なのは言うまでもありません。
さきほども挙げたスピーカー端子とか、RIO-5IIで処理したらどうなるだろう?とか、まだまだ活用の幅はたくさんありそうです。
ディスクで使うだけでも十分有用ですから、それ以外は特典みたいな気分で色々試してみる価値はあるかと思います。
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